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何もしてないのに、幽霊だけ勝手に成仏していくおじさん ~スロプーおじさんは除霊なんてしたくない~  作者: Samail
1章 おじさんと日常

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43話 勝手なお化け

※視点が変わります。

短いです。

浮遊感。

右も左も。

上も下も。

自分が誰なのかも。

溶けていく。

溶けていく。


ここは暖かくて。

居心地がよくて。

全部が不透明で。

生も死も。

人間も幽霊も。

おじさんもこどもも。


ここにいると消えてなくなる。


煙草の煙と空気が混ざるときのようなあやふやの中。


かつての思い出。

浮かべて並べて供養して。


大切だったあの子はもう俺がいなくても大丈夫。


今はただ。


ずっと一人のあの人を。


曖昧の中を一人で歩くあの人を。


あの人が見ている世界を。


曖昧を隣に置いて歩ける優しいあの人を。


少しずつ輪郭を取り戻す。


俺が俺の形に戻る。


俺が決めた。

勝手に決めた。


こんな話、

あんたにしたら。

きっとあんたは、

少し困った顔で、


「勝手にしろ。」


って言うんだろう。


わかってる。


だから俺は。


勝手にする。


あんたの行く末を見守っててやる。


あんたの隣で。


俺はこの日多分。


二度目を産声をあげた。

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