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何もしてないのに、幽霊だけ勝手に成仏していくおじさん ~スロプーおじさんは除霊なんてしたくない~  作者: Samail
5章 おじさんと帰省

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103話 馴染みのお化け

夜。


「……。」


縁側。


「……。」


静か。


「……。」


ユウトはふらふらどっかいった。

セイコは姉と話したあとトメさんにまたドナドナされてた。


「……。」


煙草。

100円ライター。

火。

吸う。


「……。」


気配。


「……。」


「……わらし。」


「……。」


いる。

隣。

座ってる。


「……。」


相変わらずだな。


「どうした?」


「……。」


無言で近づく。


「やっほー。」


「……。」


反対側。

間の抜けた声。


「……。」


河太郎。


「久しぶりだねぇ、こういうの。」


「……そうだな。」


「お前、全然帰ってこないからねぇ。」


「……。」


まあ、遠いからな。


「……。」


少しだけ、間。

煙は広がっていく。


「……そういえば。」


「……。」


「わらし、この前。」


「……。」


「何しに来た。」


「……。」


わらし。

少しだけ、間。


「……りょこう。」


「……。」


「……は?」


「……かえってくるとおもった。」


「……。」


「……でも、こなかった。」


「……。」


「……もっととおくいった。」


「……。」


「いや沖縄だからねぇ!?そりゃ遠いよぉ!!」


河太郎。

爆笑してる。


「帰ってきていきなり、おきなわってどこ。だからねぇ!!」


足をバタバタさせて喜んでいる。


「……。」


わらし。

ジト目。


「……しょっく。」


「……。」


「……そうか。」


「そりゃ来ねえな。」


「いや納得するんじゃないねぇ!?」


河太郎。


「勘違いしちゃったんだろうねぇ!」


「……まあ、勘違いだな。」


「昔から変わらんな。」


「そうだねぇ。」


「……。」


わらし、黙る。


河太郎やっと落ち着いた。


「……。」


懐かしいな。

これ。


「……。」


河太郎が、ふっと笑う。


「昔もここで寝てたねぇ。」


「……ああ。」


わらし。


「……さんにんでならんで。」


「……。」


覚えてるな。


「ほんとによく一緒に寝てたねぇ。ここで。」


「……。」


「……そうだったな。」


「……。」


わらし、こっちを見る。


「……。」


河太郎も、ちらっと俺を見る。


「増えたねぇ。」


「……勝手に、な。」


「あの坊主かねぇ。」


「……まあな。」


「変なやつだねぇ。」


「……そうかもな。」


「……。」


わらし。


「……。」


何も言わない。

唇を尖らせている。


「……。」


煙。

細く、伸びる。


「……。」


幼馴染みとの会話は取り留めもなく続いた。

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