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何もしてないのに、幽霊だけ勝手に成仏していくおじさん ~スロプーおじさんは除霊なんてしたくない~  作者: Samail
5章 おじさんと帰省

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99話 軽いお化け

「……。」


静か。


「……。」


さっきまでのやつら、 一斉にいなくなった。

いや、いなくなったっていうか。


「……。」


動かなくなった、の方が近いか。

ただ視線は全部俺に向いてる。


「……。」


目の前。

白い虎。


「……。」


シロ。


「……。」


近い。

さっきより。


「……。」


でかい。


「……。」


「……なあ。」


「……。」


「……なんなんだよ、お前。」


「……。」


少しだけ、間。


「……。」


「……俺は、猫だ。」


「……。」


「……虎じゃない。」


「……は?」


いやいやいや。


「……。」


「……嘘だろ。」


「……さあな。」


なんだそれ。


「……。」


意味分かんねえ。


「……。」


少しだけ、黙る。


「……。」


なんか。

変な感じだ。


「……。」


怖い、とは違う。


「……。」


でも。

落ち着かない。


「……。」


「……お前。」


「……。」


「……軽い。」


「……。」


「……は?」


軽い?

幽霊だからな。

そりゃ軽い。


「……。」


「……坊主のそばにいるんだろ?」


「……。」


坊主。


「……。」


おじさん。


「……。」


「……それで、足りるのか。」


「……。」


「……。」


言葉が出ない。


「……。」


なんだよそれ。


「……。」


「……知らねえよ。」


やっと出たのは、それだけ。


「……。」


少しだけ、間。


「……。」


「……でも。」


「……。」


「……いるけどな。」


「……。」


それだけ。


「……。」


シロは、何も言わない。


「……。」


ただ、見てる。

威圧感はない。


ただ


「……。」


やめろよ。

そういうの。


「……。」


少しだけ、空気が動く。


「……。」


「……縛るな。」


「……。」


「……決めるな。」


「……。」


「……固まるな。」


「……。」


なんだよ、それ。


「……。」


意味分かんねえよ。


「……。」


でも。


「……。」


なんか、


「……。」


引っかかる。


「……。」


「……。」


シロは、もうこっちを見てない。


「……。」


興味なさそうに、

どこかを見る。


「……。」


「……。」


「……それって。」


「……。」


返事はない。


「……。」


「……なんだよ。」


「……。」


一人で、

ぽつりと呟く。


「……。」


でも。


「……。」


さっきまでと、

少しだけ違う。


「……。」


軽い。


「……。」


「……。」


いや、


「……。」


前からか。


「……。」


分かんねえ。


「……。」


自分だけ浮かんでる、そんな気がした。

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