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何もしてないのに、幽霊だけ勝手に成仏していくおじさん ~スロプーおじさんは除霊なんてしたくない~  作者: Samail
5章 おじさんと帰省

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97話 重なりお化け

静か。


「……。」


トメさんは、まだ戻ってこない。


「……。」


向かい側にカズマさん。


「……。」


なんか。

普通。


「……。」


でも。


「……。」


少しだけ、違う。


「……。」


さっきから、同じことを考えてる。


「……。」


この部屋。

落ち着く。


「……。」


「……落ち着きますか?」


「……え?」


また。

同じこと。


「……。」


「……はい。」


「……。」


カズマさんは、少しだけ頷く。


「……。」


「……それ、何もいないからじゃないです。」


「……。」


「……むしろ、全部あるんです。」


「……全部ある?」


「……。」


少しだけ、間。


「……。」


「……見えないんじゃなくて」


「……。」


「……重なってるだけです」


「……。」


よく分からない。


「……。」


「……何枚も、上に乗ってるみたいな」


「……。」


「……見えてるのは、一番上だけで」


「……。」


「……下は、隠れてるだけです。」


「……。」


……?


「……。」


「……じゃあ、合わせれば見える?」


「……。」


カズマさんは、少しだけ首を振る。


「……合わせません。」


「……。」


「……無理に下に合わせると。」


溜め。


「……全部、崩れます。」


「……。」


ちょっと、怖い。


「……。」


「……見ようとしないでください。」


「……。」


「……そのまま、下をこちらへ持ってくるように。」


「……。」


そのまま。


「……。」


力を抜く。


「……。」


目。

閉じない。


「……。」


でも。


「……。」


無理に合わせはしない。


「……。」


「……。」


その時。


「……あ。」


空気。

少しだけ、違う。


「……。」


浮かび上がるように。

何かいる。


「……。」


でも。


「……。」


形じゃない。


「……。」


影。

みたいな。


「……。」


重なってる。


「……。」


「……。」


一瞬。


「……。」


消えた。


「……。」


「……あれ?」


「……。」


「……消えた?」


「……。」


カズマさんが、静かに言う。


「……消えてません。」


「……。」


「……また、下に潜っただけです。」


「……。」


「……。」


よく分からない。

でも。


「……。」


さっきより、


「……。」


近い。


「……。」


その時。

襖が開く。


「……。」


「……お待たせしました」


トメさん。

アルバムを持ってる。


「……。」


空気が、戻る。


「……。」


でも。


「……。」


さっきまでとは、

少しだけ違う。


「……。」


「……。」


今。


「……。」


なんかいた。

新連載始めました。

角を狩るモノ

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ここまでスロプーおじさんを楽しんでいただけたなら、きっとハマるとおもいます!


よろしくお願いします!

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