親衛隊の日常40
反乱の後始末のために各地へと赴く正規軍の方々と入れ替わるように、東方遠征に赴いていた正規軍の皆様が、順次この軍事都市へと帰還してきた。
「皆様、本当にお疲れ様です……!」
寂しげだった都市の空気は一変していた。大学の学生や学堂の子供たち、さらには軍事都市内部の商店の方々までが総出で街道に並び、熱い出迎えの声を上げる。
帰還した戦士の方々は皆一様にお疲れの様子だったけれど、それでも誇らしげに胸を張り、堂々と隊列を組んで広場へと行進していく。
その広場の壇上にて、子期将軍が各部隊からの報告を受け、深く頷いた。
「宜しい、素晴らしい戦果だ。流石は我が国が誇る正規軍である。――明日より三日間の臨時休暇を申し渡す。その後、今回の遠征に対する表彰、および恩賞を授与するものとする。まずはゆっくりと身体を休めよ」
将軍の言葉の後、すぐに解散とはならず、何人かの幹部による訓示などが続いた。そうしてすべての式典を終え、ようやく解散となった。
ああ、なんと素晴らしいことなのだろう。
国や王様は、私たち兵士の命を懸けた献身に対して、こうしてすぐに見事な恩賞の約束という形で応えてくれるのだ。
そう、この国と兵士の双方が持つ、互いへの深い敬意こそが何よりも大切なのだ。
私も早く一人前になり、この素晴らしい国家へ、さらなる忠誠を捧げなければ――!




