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微子の憂鬱外伝 無名の人々  作者: 日和見


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39/42

親衛隊の日常39

反逆者である商容(しょうよう)は太行山(たいこうざん)の麓へと送られ、監視付きで開墾に従事することが発表された。

国の判断とはいえ、正直にいえば生ぬるい。

……いや、私がそんな国家の決定に異論を考えること自体が不遜というものだ。終わった終わった、切り替えよう。

この後も、反逆に加担した諸侯や大夫(たいふ)の処罰、そして討伐が待っている。

せっかく帰還した正規軍の皆様も、今度は交代で各地へと派遣されていく。ただでさえ寂しいこの軍事都市が、さらに静まり返っていくようだった。

しかし、その後に嬉しい知らせが舞い込んだ。

東方遠征に派遣されていた八千の正規軍の皆様が、順次帰還してくるというのだ。皆様、本当にお疲れ様です……!

「――と、決定が下された。諸君ら大学の学生も、随時出迎えに当たってもらう。勿論、大学へ招待して現地の貴重な体験を語ってもらう場も設けるので、期待してよし」

教官からの説明を聞き、胸が躍る。

ああ、本当に楽しみだ。その時は、とびっきりの笑顔でお出迎えしよう。

国家に忠誠を捧げ、その義務を果たした戦士達の帰還だ。

残された我々が称えずして、一体誰が称えるというのだろう。

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