↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
247/251

しゅいはかっこいいよりかわいいの方が似合います

しゅいはかっこいいよりかわいいです

しゅいは、しばらく抱きしめたまま固まっていたけど――

ようやく、そっと腕をほどいた。


しゅい「……っ……」


離れた瞬間、

しゅいの顔は真っ赤。

耳まで真っ赤。

首まで真っ赤。


せな(……しゅい、めっちゃ可愛い……)


せなは思わずぽつりと言った。


せな「……しゅい、可愛い」


しゅい「だ、黙れ……!」


言い方は強いけど、

目はぜんぜん怒ってない。

むしろ、ちょっと嬉しそう。


せな(まんざらでもないやつだ……)


しゅいはそっぽ向いたまま、

小声で言った。


しゅい「……可愛いより……

 かっこいいの方がいいんだけど……」


せな「……あー……はいはい……」


しゅい「はいはいって何!?」


せな「じゃあ……たまーに、かっこいいよ」


しゅい「たまにって何それ!?

 なんで“たまに”なの!?

 意味わかんないんだけど!!」


完全に拗ねてる。

でも声は元気で、

怒ってるというより照れてる。


せな「ごめんごめん……

 しゅいはいつもかっこいいよ」


しゅい「……っ……」


しゅいは一瞬固まって、

そのあと一気に真っ赤になった。


耳まで真っ赤。

肩まで真っ赤。

呼吸までぎこちない。


せな「やっぱ可愛い」


しゅい「うるさい……!!」


しゅいは顔を隠すようにコントローラーを持ち上げる。


しゅい「……ほんと……

 そういうこと言うの……

 反則なんだよ……」


声は小さくて、

照れが全部にじみ出てる。


せなは笑いながら、

しゅいの横にそっと座り直した。


しゅいは照れ隠しでゲームを起動するけど、

手が震えててメニュー操作がめちゃくちゃ。


せな「しゅい、震えてるよ?」


しゅい「黙れって言ってるだろ!!」


でも、

その声は嬉しそうだった。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。