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みの、せなとなぎとの関係を初めて知る

みの、なぎととせなの関係を初めて知る

せなの膝に頭を乗せていたなぎとは、

しばらく目を閉じていた。


せなは照れながらも、

優しく髪を撫でていた。


なぎと(……なんで俺……

 こんなこと言ったんだろ……

 甘えたいとか……

 恥ずかしすぎる……)


顔が熱くてたまらない。


やがて、なぎとはそっと起き上がる。


なぎと「……ありがと……」


声は小さくて、

せなにしか聞こえない。


そして、

逃げるように部屋を出た。


---


リビングに入ると、

ソファでみのが編集作業をしていた。


みの「なぎとさん、お疲れさまです」


なぎと「……あぁ」


通り過ぎようとした瞬間――


みの「せなさんと最近距離近いですけど、

 何かあったんですか?」


なぎと「……っ」


そこで、なぎとは気づく。


みのは自分がせなに告ったことを知らない。


なぎと「……せなに……告った」


みの「えっ!?!?!?」


編集ソフトの画面が止まるほどの勢いで振り返る。


---


みの「ちょ、ちょっと待ってください!

 いつ!?どこで!?どういう流れで!?

 せなさん何て言ったんですか!?

 返事は!?進展は!?

 距離近いってそういうことですか!?

 え、え、えええええ!?」


なぎと「お、おい……落ち着けって……!」


みのは完全にテンパっている。


みの「だって……なぎとさんが……せなさんに……!?

 そんな大事件……聞いてないです……!

 いつ告ったですか!?」


なぎと「……ちょっと前だよ、ちょっと前」


みの「返事は!?返事はどうだったんですか!?」


なぎとは少しだけ照れながら答える。


なぎと「……好きって……言ってくれた」


みの「えええええええええええええええええええ!!」


声がリビングに響く。


---


なぎと「でも……

 せな……他の人も好きになったって言ってた。

 選べないって……」


みの「……あぁ〜……」


みのは急に落ち着いて、

納得したように頷く。


みの「だから距離近かったんですね。

 せなさん、誰か一人に決められないから……」


なぎと「……まぁ、そんな感じだと思う」


みのは腕を組んで、

急に真剣な顔になる。


---


みの「なぎとさん」


なぎと「ん?」


みの「せなさんは優しいから、

 誰かを選ぶ時に“傷つけたくない”って気持ちが強いんです。

 だから……

 “選ばれたい人”がちゃんとアピールしないとダメです」


なぎと「……アピール?」


みの「そうです。

 なぎとさん、せなさんにもっと気持ち伝えないと。

 甘えるのも大事ですけど……

 ちゃんと“好き”って伝え続けることが大事です」


なぎと「いや……そんな……」


みの「あと、距離感。

 せなさんは押されると弱いタイプです。

 だから、

 “自然に距離を縮める”のがポイントです」


なぎと「なんだこれ……

 恋愛講座かよ……」


みの「恋愛講座です」


即答。


なぎと「……はぁ……」


みの「渋々でも聞いてください。

 なぎとさんが本気なら、ちゃんと応援しますから」


なぎと「……ありがとな」


みのは照れながら笑った。

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