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せなの仲裁で世界が平和になる(?)

せなの仲裁で世界が平和になる(?)

せなにデコピンされて「バーカ」と言われたあとも、

あおばはまだ手を離さずにいた。


そして――


あおば「……せな。

 俺の方に来てほしい。

 マジで……真剣に言ってる」


声は震えてるけど、

目は本気だった。


せな「……っ」


せなは一瞬だけ息を飲む。

頬がほんのり赤くなる。


---


なぎと「はぁ!?!?!?」


完全に声が裏返る。


なぎと「お前……

 みのが好きなんじゃなかったのかよ!!

 なんでせなにそんなこと言ってんだよ!!」


あおば「それは……!」


なぎと「もういい!!」


なぎとはせなの手を強引に引っ張る。


せな「ちょっと……強制はダメって言ってる……!!」


でも二人には聞こえてない。


---


あおば「せなは俺の方に来るって言っただろ!!」


せな「言ってない……

 言ってないから……!」


なぎと「せなは俺と行く!!」


せな「……聞こえてないんだよね……二人とも……」


せなは冷静に言ってるけど、

二人は完全に聞いてない。


ーー


せな「……もう!!」


せなは二人の手をぴしっと払う。


せな「二人とも!!

 落ち着いて!!」


あおば「……っ」


なぎと「……っ」


せなは深呼吸して、

少しだけ笑った。


せな「二人とも喧嘩はダメ!

 仲直りするために、3人でご飯食べに行こ」


あおば「えっ」


なぎと「は?」


せな「二人とも落ち着くまで、

 私が間に入るから」


せなは落ち着いた声で言った。


でもその一言で、

二人とも黙った。


---


せな「ほら、行こ。

 歩くよ」


なぎと「……せな、手……」


せな「繋がないよ」


あおば「……じゃあ俺の方は……」


せな「繋がないよ」


二人「…………」


せな「ご飯食べて、ちゃんと話そ。

 逃げないでね、二人とも」


あおば「……はい」


なぎと「……分かった」


せな「素直でよろしい」


せなは静かに微笑んで、

3人でレストランへ向かった。

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