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せなを巡って、物理的に争う男子2人

せなを巡って物理的に争う男子2人

なぎと「……行くぞ、せな」


せな「ちょ、ちょっと!!

 どこ行くの!?

 降ろしてって!!」


なぎとはお姫様抱っこのまま、

そのまま全力で走り出す。


せな「なんで走るのよ〜!」


---


あおば「待てぇぇぇ!!!!!」


周りの人が振り返るレベルの大声。


あおば「なんで連れて行くんだよ!

 どう見ても俺と話してたじゃん!

 空気読めよ!」


なぎと「うるせぇ!

 お前がせなと話してるのが悪い!」


あおば「別にいいだろ!それぐらい!」


なぎと「それだけだったらまだしも!

 お前、顔真っ赤だっただろ!

 せなも真っ赤だったし!

 絶対何かあったんだろ!

 それがダメだって言ってんだよ!」


あおば「べ、別に何もないし!

 それより早くせな降ろせって!」

   

せな「ふ、二人とも...喧嘩しないでよ...!」


---


なぎと「……はぁ……ちょっと疲れた……」


少しだけスピードが落ちる。


その瞬間――


あおば「今だ!!」


ガシッ!!


あおばがなぎとの肩を掴む。


なぎと「うおっ!?

 は、離せよ!!」


あおば「離すか!!」


---


なぎと「せなは俺と行く!!」


あおば「いや俺と行くだろ!!」


せな「え、え、え!?

 ちょっと!?

 なんで取り合いしてるの!?

 何なになに!?」


なぎとはせなを抱えたまま後ろに下がる。

あおばは前から引っ張る。


せな「ひっぱらないで!!

 落ちる落ちる落ちる!!」


---


なぎと「せな!!こっち来いよ!!」


あおば「せな!!こっち来いよ!!」


せな「な、なんでこんな事になってるのよー!!!!!!」


完全に修羅場。


道行く人も「え……?」って見てる。

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