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みのが好きなのにせなで揺れる恋心の矛盾

みのが好きなのにせなで揺れる恋心の矛盾

せなに「ちょっと気になってきてる」と言われて、

あおばはしばらく真っ赤のまま固まっていた。


でも――

胸の奥がずっと苦しくて、

もう誤魔化せなかった。


あおば「……あのさ」


せな「ん?」


あおばは深呼吸して、

ゆっくり口を開いた。


---


あおば「まず……

 大前提として……

 俺は……みののことが好きなんだよ」


せな「……うん、知ってるよ。

それを知ってたから、教えるのやめてた訳だし.....」


せなは優しく頷く。

その顔が少し寂しそうで、

あおばの胸がまた痛くなる。


---


あおば「でも……」


せな「……?」


あおばは顔を伏せて、

耳まで真っ赤になりながら続けた。


あおば「せなと……話したり……

 二人で歩いたり……

 なんか……デートみたいなことしてるうちに……」


せなは息を飲む。


あおば「だんだん……

 せなのことが……

 気になってきて……」


声が震えていた。


あおば「自分でも……

 意味わかんねぇし……

 おかしいって思うし……

 でも……

 気になってきてるのは……

 ほんとなんだよ……」


言い終わった瞬間、

あおばは顔を両手で覆いたくなるほど真っ赤。


---


せな「………………」


せなは一瞬固まって――


せな「っ……!!」


顔が一気に真っ赤になった。


せな「な、なんでそんな……

 真剣に言うの……

 マジ無理なんだけど……」


声が震えてる。

耳まで赤い。


あおばも真っ赤。

せなも真っ赤。


二人ともハーブティーより熱い。


---


せなは小さく笑って、

テーブルの端を指でいじりながら言う。


せな「……あおばが……

 そんな風に思ってくれてるの……

 なんか……嬉しいんだけど……」


あおば「っ……!!」


胸がぎゅっとなる。


あおば(やば……

 嬉しすぎる……

 心臓どうにかなりそう……

 俺……どうした……

 こんな……

 せなの言葉で……)


あおばは完全に真っ赤で、

目がキラキラしていた。

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