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せなの本音であおばの世界がひっくり返る

せなの本音であおばの世界がひっくり返る

あおば「……なんで奢ってくれるの……?」


せなは少し寂しそうに笑って、

指でカップの縁をなぞりながら言った。


せな「理由、二つあるんだよね」


あおば「……二つ?」


せな「うん」


---


せな「一つ目は……

 あおば、今日元気ないでしょ」


あおば「そ、そんな事ないし!」


即答するけど――

顔は完全に“傷ついてる顔”。


せなはそれを見て、

ふっと優しく笑う。


せな「……嘘つかないでよ。

 顔に全部出てるよ?」


あおば「っ……」


胸がぎゅっとなる。


せな「だから……

 少しでも元気になってほしくて奢ろうと思ったの」


あおばは言葉を失う。


---


せな「で、もう一つは……」


そこで、せなは急に言葉を止めた。


あおば「……?

 もう一つは?」


せな「…………」


せなは唇を噛んで、

視線をテーブルに落とす。


あおば「……教えて……」


せな「ま、マジで教えないとダメ……?」


あおば「べ、別に……

 教えたくなかったら教えなくても……」


そう言った瞬間――


---


せな「あー、この際だから言うけど...!

 ......あの......あ、あおばの事、ちょっと気になってきてるからだよ……!」


言った瞬間、

せなは顔を伏せてしまう。


耳まで真っ赤。


あおば「………………」


一瞬、完全に放心。


頭が真っ白になる。


---


あおば「っっっ……!!

 え、ガチで!?!?」


目がキラキラしてる。

完全に嬉しさが隠せてない。


せな「ちょ、ちょっと!!

 そんなキラキラした目で見ないで!!

 私ガチでこれ言うつもりなかったんだから......!」


あおば「いや……

 だって……

 だって……

 気になってきてるって……

 それ……

 それ……

 やば……」


顔が真っ赤。

耳まで熱い。


---


せな「……あおばがさ……行った時の思ったら行ってなくて......その......私の好きになっちゃうじゃん聞いた時あったじゃん......?」


あおば「……あ、あれは……ごめん......」


せな「その時……もうすでに気になってたのかもしれない....。

あおばが私照れさせようとしてデート(?)みたいなのしてくれた時に......。

なんか......私を照れさせそうって努力可愛かったし......。

なんか......いいなって......!」


あおば「………………」


あおば(ガチで嬉しい……

 やばい……

 心臓止まる……

 俺……どうした……

 みののこと好きなはずなのに……

 せなにこんなこと言われたら……

 無理……

 嬉しすぎる……)


あおばは完全に真っ赤で、

ハーブティーの湯気より熱そうだった。

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