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しゅいの嫉妬が遠くから飛んでくる

しゅいの嫉妬が遠くから飛んでくる

撮影が終わって、機材を片付けている時。


あおばはずっと胸の奥がモヤモヤしていた。

せながしゅいに寄せられた時の嫉妬。

自分が「好きになっちゃった」の中に入っていなかったショック。

みののことが好きなはずなのに、せなを見ると心臓が跳ねる自分。


全部ぐちゃぐちゃで、

でも――


あおば「……なぁ、せな」


せな「ん?」


あおば「この後……どっか行かない?」


言った瞬間、

自分でも驚くくらい声が震えていた。


せな「え、いいよ!」


即答。


あおば「っ……!!」


胸が一気に熱くなる。


---


しゅい「…………」


しゅいは腕を組んで、

あおばをじーっと見ていた。


完全に嫉妬してる。


あおば「……っ……」


気まずすぎる。


しゅい「……行くのかよ」


あおば「い、行くわ!!

 は、早く行こうぜ!!」


あおばは早歩きでその場を離れる。

せなも慌ててついていく。


しゅい「…………(嫉妬MAX)」


---


あおばとせな、二人きり。


せなは普通に楽しそうに歩いている。


せな「今日天気いいね〜」


あおば「……あ、ああ……」


あおばは心臓がバクバクしていた。


あおば(なんでこんなドキドキすんだよ……

 俺……どうした……

 みのが好きなはずなのに……

 せなと歩いてるだけで……

 やばい……)


せなは気づいていない。


---


せな「ねぇ、あおばどうしたの?」


あおば「えっ……あ、え……

 なんでもない」


明らかに不自然。


せな「絶対なんかあったでしょ!」


ぐいっ。


せながあおばに詰め寄る。

距離が近い。


あおば「ち、近いから!!」


思わずせなを軽く押す。


せな「え?

 なんで押すの?」


あおば「ち、違う!!

 近いから!!

 顔が……その……!!」


---


せなはじーっとあおばの顔を見る。


せな「もしかして……

 照れてる?」


ニヤニヤ。


あおば「照れてないから!!」


せな「ほんとに〜?」


あおば「ほんとだって!!」


でも――


あおば(……ガチで照れてる……

 やばい……

 顔熱い……

 なんでこんな……

 せな近いと……

 心臓やばい……)


完全に照れていた。


せなはそれを見て、

さらにニヤニヤしてくる。


せな「ふふっ……かわいい」


あおば「やめろぉぉぉ!!」

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