↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
216/251

撮影前なのに心恋愛会議してるあおば

撮影前なのに心が恋愛会議してるあおば

昨日のカオスな夜から一転して、

今日はあおばとしゅいの二人で撮影。


控え室で機材チェックしながら、

開始時間までぼーっと待っていた。


しゅい「……眠い……」


あおば「お前、あの後めっちゃ飲んでたからな」


しゅい「お前もな」


あおば「まぁな」


軽口を叩きながらも、

どこか静かな空気が流れていた。


---


あおば「……なぁ、しゅい」


しゅい「ん?」


あおば「お前……

 せなに告ったって言ってたよな」


しゅい「……ああ」


あおば「どう言われたんだよ?」


しゅいは少しだけ息を吸って、

落ち着いた声で答えた。


しゅい「……一応、OKはもらえた」


あおば「へぇ〜……

 よかったじゃん」


しゅい「……でもな」


あおば「ん?」


しゅい「“なぎともひばりも好きになっちゃった”って言ってた」


あおば「へぇ〜……」


口では軽く返したけど――


---


あおば(……好きになっちゃったのところに……

 俺、入ってねぇ……)


昨日、

みのに抱きついて気絶するほど照れて、

みののことが好きなはずなのに――


あおば(……なのに……

 なんで……

 せなのことも……

 気になってんだよ……

 俺……おかしいだろ……)


胸の奥がじわっと重くなる。


自分でもよくわからない感情が

ぐるぐる回り始める。


---


しゅいは機材をいじりながら、

ふと横を見る。


しゅい「……おい」


あおば「……ん?」


しゅい「黙ってどうしたんだよ」


あおば「……な、なんでもねぇよ」


しゅい「ほんとに?」


あおば「ほんとに」


しゅい「……ふーん」


あおば(……なんでもないって言ったけど……

 なんでもなくねぇ……

 なんで俺……

 こんなモヤモヤしてんだよ……)


胸の奥の違和感は消えないまま、

撮影の時間が近づいていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。