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この世界の設定が雑すぎる  作者: 榊みつば
夢編

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98/110

第98話 気づいた時には

ループ8

「タイガーさんこっちで遊ぼ」

「遊ばねぇ」

「じゃあ、あそこの敵を倒すの手伝って」

「自分でやれ」

「タイガーぁ」

「ユルカを出してもダメだ」

「タイガーさん、私を無視するんですか?

この私を?」

「……このインク」

「あなたの大切な人を?」

「……捕まえるため?」

「私、マジックだよ?」

「さっきからなんだよ、うるせぇな

マジックになりてぇなら

言葉遣いから見習いな」

「お説教ですか?」

「お前に説教したって意味ないな

俺は、出口探すから黙ってろ」

「私が、言うこと聞くと思う?」

「いや、強制だ」

「はん、どうやって」

ビチャン

「!?」

「このインクなんか、粘着性

あんなって思ったんだよ

普通のインクじゃねぇな

俺を捕らえるためか?

まぁ、そのおかげでお前を黙らせることが

出来たけどな」

「……!!」

「どんだけ動いたって声は聞こえねぇよ」

「…!!!」

「じゃ、せいぜい俺の仲間を

馬鹿にしたことを後悔しな」


ループ9

「なんで、お前インク

取れたんだよクソが!」

「残念でした〜」

「ほんっと、ムカつくやつだな」

「で?で?出口は見つかった?」

「お前のせいでまだだよ!」

「わー、私のせいかぁ」


「出口はだいたい隠されてるはず

壁を叩いてみるか」

ドン!

「ここじゃないか、じゃあ、こっち」

ドン!ドン!ドン!

「私の事無視してあんなに

真剣になっちゃって

ほんと、人間はつまらない

夢の世界でなりたい自分になればいいのに」


「ここもダメか、だったら壁はなしか

だとすると……どこにあるんだ?

空中?いや、そんなわけないか

床……天井は届かないしな」

「ほらほら、諦めたら?」

「探すんじゃなくて、壊すのか」

「……え?」

「よし、壊そう

まずは、あそこの壁から」

「ちょ、ちょっとまっ」

「おりゃゃゃゃゃゃゃゃゃ!」

ドガーン!

「ここは、違うか

次は、こっち!」

ドガーン!

「こっち!」

ドガーン!ドガーン!

「待って、待って」

「もっとだ!」

ドガーン!ドガーン!ドガーン!!!


「はぁはぁはぁ……クソ!

なんでないんだよ!

なぁ!お前、どこにある出口はどこだ!」

「……」

「答えろよ」

「だから、前のメンバーを失ったんでしょ」

「は?」

「自分勝手に行動して」

「今、そんなこと」

「あなたが怒りに任せてぶち壊した結果

もう何も出来ない世界になったよここは」

「何も出来ない?」

「今まで、ループしてたから

世界がリセットされて

元通りになって保っていたけど

今、あなたがすべてを

壊したこの世界の全てを

だから、ここはもう崩れる

これじゃあ、クリア条件は達成できない」

「そんな……じゃあ

マジックはどうなるんだよ

俺と同じ状況なんだろ?」

「そうだよ」

「どうなんだよ!」

「さぁね、本当はあなたの力が

必要だったみたいだけど

これはもう、自力で頑張るしかないね

できるかどうかは分からないけどね」

「クソ、クソクソクソ!」

「……助けたい?」

「そりゃそうだろ!」

「だったら、ちゃんと壊さずに出口を探しな

あなたのクリア条件は、元々ここじゃ

達成できないものだったみたい」

「じゃあ、マジックのところ行けるのか?」

「ただし、ここは時期に壊れる

1度壊れたら二度と戻らない

探すなら早く探しな」

「わかった」


「絶対、待ってろよ今行くからな

どんな状況なのかは知らないが」


カチ、ループ数9 HP 60

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