第99話 自分の仕事
ループ10
ゴゴゴゴ
「だいぶ崩れてきてるな
早くしねぇと大変なことになる
って言ってもこれ崩れすぎて
出口も壊れましたってことないよな」
ゴゴゴゴ!!
「……ほんとに、ないよな
ええい!めんどくさい!」
「また、壊すんだね」
「……いや、壊さない探す
壁をもう一度探してみよう
軽く叩くと違うか、じゃあこっちは」
ゴゴゴゴ
「……ここは、ダメだ」
「なんだか、真剣になっちゃった
どうしてそんなに出たがるのか」
「たくっ、ほとんどダメじゃねぇか!
ここは、どうなんだよ」
ゴゴゴゴ
「あれ?ここは、ダメなところか」
「くっそ、どんくらい時間が経ったんだ?
時計もねぇから感覚もわかんねぇ
次はここだな」
ゴゴゴゴ
「だーー!またかよ!
ここは、ダメだって言ってんだろ俺!
あぁ、なんだか頭がおかしくなりそうだ
こんな、暗い壊れかけの場所から
出るための出口を永遠と探している
もう、ダメなんだろうか
ほんとに出口も壊れちまったんだろうか
……いや、出口なんてそもそもないんじゃ
待てよ、おい!お前見てんだろ!」
「何?呼んだ?」
「お前は、出口の場所知ってるな」
「さぁ、どうかな」
「とぼけんな、お前が隠してるはずだ
お前がこの世界の住人
というのならおかしくない」
「じゃあ、私を倒して奪う?」
「いや、ここはそういう
ところじゃないだろ」
「そういうところじゃないって
……そういうところなんだけど」
「俺は、同じ過ちはしない」
「なんで、そんなに真剣になるのさ」
「俺は、みんなに生きてて欲しいだけだ」
「でも、人間はみな自分が1番」
「それは、そうかもな」
「それなのに、他人を優先する理由は?」
「みんなが俺を生かしてくれるから」
「意味がわからない」
「そうだろうな、けどそういうもんだ」
「あっそ」
「だから、そろそろ出してくれねぇか?」
「じゃあ、聞いてもいい?」
「何をだ」
「どうして私が出口を
隠してるって思った?」
「お前が探せって言ったからだ
隠してるからそう言うんだろう」
「……もしかして、頭いい?」
「それは知らんが俺は
一応リーダーやってたからな
リーダーはみんなを守るのも仕事だ」
「リーダーってだけで?」
「いや、言い方が悪かったな俺の仕事だ」
「なんか、もうめんどくさいや
他人に化けるのも疲れたし出してあげるよ」
ポン
「そんなあっさりと出口出すんだな」
「だって、こっちのリーダー
というか本体いないし
どうせ、この世界もあなたが壊さなくても
壊れる運命だったし早く行きなよ
ほんとに出れなくなるよ」
「そうか、それじゃ」
「……」
「まぁ、なんだお前も
いい人生になるんじゃないか?」
ガチャン
「……ほんと、人間は嫌いだ
私にいい人生なんてない
私は、ただの夢だこれで終わり」
「この先に行けばマジックの
ところに行けるのか
生き延びててくれよマジック」
「ここは、どこでしょうか
変なところに来てしまいました」
「ギュルルルルル」
「あれは、敵ですね
話し合いで解決は……出来なそうですね」
「ギュルルルルル!!!」
「い、行きますよ!」
次回、マジックの夢開始




