第95話 偽物
タイガー ループ3
「おらー!返せ!みんなを返せ!」
「……ガー」
「どこに隠した!」
「タイガ」
「お前は、俺の感情なんだろ!
だったら、俺にだってわかるはずだ!」
「タイガー」
「俺だって……ユウシヤ?
なんで、こんなところに
いるんだそれにその姿」
「タイガー、どうしてなんだい?
どうして、僕ら仲間じゃ」
「ああ、そうだ仲間だ!」
「じゃあ、どうしてみんなを」
「みんな、みんながどうした」
「タイガーぁ、やめてよぉ」
「どうしちゃったのよ」
「いつもの、タイガーさんに、戻って」
「な、なんだよこれ」
「君が自分でやったことじゃないか」
「ユウシヤ、ボロボロだぞ」
「ユウシヤだけじゃないネ」
「うち達のこと嫌いになっちゃったなの?」
「違う、違う違う嫌いなんかなるもんか」
「じゃあ、どうしてこんな酷いことするの」
「これは、何かの手違いだ!」
「手違いでもここまでしないよ
ほら、見てくださいもう血の海よ」
「あ、やだ……これは、夢だ夢だ!」
「夢であって夢じゃないかもしれない」
「いや、夢だ!絶対に!」
「夢で何も無かったことになるのか
それとも、現実となるのか
それはあなた次第」
「マジック?」
ループ4
「違う、あれはマジックじゃない」
「何を言っているの?」
「ユウシヤもミミカも違う」
「本物なの!」
「そうだとも」
「姿も全部本物よ」
「見た目が同じでも違う!アイルも
チャイネもユルカもみんな違う!偽物だ」
「今まで僕っちたちと
冒険したじゃないかぁ」
「お前らとは冒険した覚えはないぞ!
偽物め」
「でも、タイガーが本物だと思えば本物ネ」
「そんなおまじないみたいなことで
変わるわけない!」
「やってみないと分からないじゃないか」
「やらなくてもわかる!
そもそも、ここどこだよ」
「あなた自分で言ってたじゃない夢だって」
「ほんとにそうなら覚めるはずだ!」
「それが、できないのよね」
「なぜだ!」
「クリア条件」
「は?」
「あなたがここから出るには」
「……おい!なんだよ、出るには
くそっ、消えやがった
……ここから出るためのクリア条件
なんだよそれ、どうすりゃあ
いいんだって言うんだよ
まじで、意味がわかんねぇよ」
カチ、ループ数4 HP 80




