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第94話 感情

本体がいなくなっても

夢は、続く

なぜなら、夢は本来自分の脳が

見せているものだから


ゴーン、ゴーン

カチ、タイガーの夢世界

テーマ「メンバーを失う恐怖」HP=強さ


ループ1

「こいつら、どんだけくんだよ!」

「タイガー助けて!」

「ユウシヤ!」

「タイガー!」

「アイル!な、なんだよこれ

みんなが消えていく」

「引っ張られるネ!」

「待て!待ってくれ」

「助けてぇ」

「ユルカ!よし、捕まえたぞ

いいか、そのまま手を離すなよ!」

「ダメぇ、滑るぅ」

「弱音を吐くな!力を入れろ!」

「無理だよぉ」

「ユルカー!」


「ミミカ、マジックいるか?」

「うちは、ここにいるなの」

「私もいます」

「俺のそばに来てくれ

俺の手が届くところに」

「もう、いますよ」

「マジック、ミミカはどこだ?」

「ミミカさんはいなくなりましたよ」

「は?いや、さっきまでここにいただろ」

「さっきまでいても今はいないんです」

「なぁ、変なこと言わないでくれ」

「変なことじゃないですよ事実です」

「なぁ、マジック……マジック?

はは、どうなってんだよ

これ意味わかんねぇよ」


ループ2

「痛い、痛いよぉ」

「どこだ!ユルカ!どこだ!」

「タイガー、こっち」

「ユウシヤ!」

「こっちよ」

「アイル!」

「早く来てネ」

「チャイネ、どこだ、どこにいる」

「タイガー」

「タイガーぁ」

「助けてちょうだい」

「こっちネ」

「うち、痛いの嫌なの」

「今、今行くぞ」


「タイガーさん」

「マジック!……どこ、だここ

あれ?俺は」

「タイガーさん」

「マジック!そこにいたのか」

「タイガーさん、助けに

来てくれたんですね」

「あぁ、2人で早くみんなを助けに行こうぜ」

「そうですね、みんなの所に

行きましょうか」

「そうだな、ひっ!」

「どうしたんですか?早く行きましょう」

「マジックは、どこだ」

「私は、ここにいますよ」

「違う!本物のマジックだ!

お前はバケモンだ」

「……まさか、バレてしまうとは

馬鹿ではなかったのですか?」

「はぁ!?」

「あ、ちなみにあなたが迷っている限り

本物には会えませんよ」

「どういうことだ!俺が何に迷っていると」

「さぁ、なんでしょうね」

「答えろ!みんなの居場所とか全部!」

「それは、無理ですね」

「なんだと」

「私は、あなたの味方では無いので」

「まぁ、そうだろうな」

「でも、敵でもない」

「さっきからお前の言ってることの

意味が分からねぇ

敵でも味方でもなかったら

お前はなんなんだ?」

「私は、あなたの恐怖の感情だから」

「俺の感情?」

「そう、あなたの感情が形になったもの」

「どうでもいいが、ここから早く出せ」

「出るには、ある人と出てもらう」

「ある人?」

「そう」

「誰なんだ」

「まぁ、そう焦らなくても大丈夫

これから、そんなこと考える

余裕も無くなるのだから」


カチ、ループ数2 HP 90

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