第89話 お遊び
「あたしだって、有名になれるし
大好きな歌で絶対成功させてやる」
アイル ループ5
「ここって、私の部屋よね」
「今度は、あんたが1人でいる時を見なさい」
「そろそろ、しつこいわよ?」
「知らない、続きいくよ」
「エリが成功してるんだから
あたしにだってできる
まずは、動画を投稿してみようかな」
「行動力があるね〜」
「それ、自分で言うかしら?」
「いいじゃん、褒めてくれる人いないし」
「あら、どうして?
確か、反応良かったはずよ」
「はぁ?それも忘れたわけ?
ほんっと、意味わかんない
だったら、これ見てみなよ」
「やった!応援メッセージがたくさん来た!
ちらほらアンチコメはあるけど
それ以上に応援メッセージがある」
「ほら、やっぱり褒められてるじゃない」
「間違えた、こっちだ」
「な、なによこれ
なんで、なんで!みんな
あんなに褒めてくれたのに
高評価より低評価の方が多いどうして!
そうだ、コメントコメントを見てみよう
……この子の歌い方が王道すぎる
聞き飽きた歌い方、The!アイドルって感じ
な、なによそれ……
あたしだって思ったことあるし
だけど、歌い方なんて」
「ここから、あんたはずっとこの調子
底辺でアイドルを続けて
2人のファンと握手して
あとは、バイト三昧
だけど、あたしは自分のこと
好きだった部分あるよ
だって……」
「もう、やめてちょうだい!
早く消えてちょうだい!」
「……まだ、受け止めないわけ?」
ループ6
「受け止めるって何を!」
「あんたの本心!」
「意味わかんない!」
「どうして、自分を騙し続けるわけ?
どうして、隠し続けるの!」
「嫌いだからよ!」
「嘘!」
「うるさい!もう、嫌なの」
「……ねぇ、どうしてあんたは
過去のあたしを嫌いになったわけ?」
「知ってるでしょ」
「そうだけど、ちゃんと言ってよ」
「……」
「言っとくけど、あたしはあんただからね
過去だったとしてもあんた自身だから
後悔してることくらいわかってるから
全部わかってるから隠しても無駄だよ」
カチ、ループ数6 HP 80
ビジュー ループ5
「くっそ、なんなんだあいつは」
「オヤオヤ、オキマシタカ」
「あ"!」
「オー、コワイコワイ、スガデテマスヨ」
「知るか、めんどくせぇ!」
「アナタハ、カコノジブンヲスキダト
イッテイマシタヨネ」
「それが、どうした」
「デハ、ナゼカクスノデス?
スキナラカクサナクテモイイハズデハ」
「お前には、関係ないことだろ」
「ナルホド、ダレニモイイタクナイコト」
「だから、聞いてくんな!」
「デモ、ココハダレモイナイ」
「お前がいるじゃねぇかよ」
「ワタシハ、ジクウノシュゴシン
ココカラ、デルコトハデキナイ」
「だから、話しても誰にも
知られないってことか?」
「ソウイウコト」
「だとしても、無理だ
僕は自分の過去は話したくないからな」
「ヤハリ、アナタハスコシガンコ」
「僕は、何を言われても動揺しない」
「ソウカ、ナラショウガナイ
キョウコウシュダンニデルシカナイ」
ループ6
「サァ、ワタシノシツモンニコタエルンダ
ナゼ、オマエハカコノジブンヲカクス?」
「……怖がられたから」
「ダレニ?」
「年下の幼なじみに
すごく仲が良かったやつに」
「ナゼ」
「あいつがいじめられて
僕は、見てられなくなって助けに行ったんだ
だけど、昔から気性が
少し荒くて喧嘩を良くしてた
せいで気づいたらいじめてた
奴らをボコボコにしてた
そこから、あいつに
怖がられるようになった」
「ソレデ、カクスヨウニナッタ」
「そうだ」
「ツギノシツモン、カクシタクセニ
スキダトイッテイルリユウハ?」
「僕は」
「オイ、ワタシガキイテイル」
「……」
「コタエロ」
「……」
「メイレイダ」
「ハッ!な、なんだ」
「チッ!トケタカ
ヨワイクセニ」
「僕に一体何をした!」
「センノウダ」
「洗脳……」
「ソウダ」
「どうしてだ!」
「オマエヲ、ツレモドセルトオモッタノニ」
「な、何を言って」
「ナンダ、ソレスラモキオクカラケシタノカ
マサカ、ワタシノイイナリノトキ
ノニオクモ」
「言いなりの時だと?」
「ハハ、コレハコレハ
ナルホド、イマノママジャ
ムイミダッタノカ」
「ほんとに、さっきから何を言ってるんだ
意味がわからねぇぞ!」
「ダッタラ、お遊びは終わりだ」
「おま、ロボットじゃ」
「なに?ロボットだと?
私は、神ださっき言っただろ守護神だと
……まぁ、守護神では無いみたいだがな」
カチ、ループ数6 HP 70




