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第88話 心の声

アイル ループ3

「ねぇ、見て!ちょー可愛くない?」

「え!めっちゃ可愛い!」

「アイルに似合ってる〜」

「ほんとー?嬉しい〜」

「美少女爆誕!なんてね」

「ちょっと、エリ何それ〜」

「え?美少女爆誕ポーズ

アカリもやってみる?」

「うちは、遠慮しとこうかな」

「えー、面白いのにぃ」

「いやいや、どこがよ」

「ほら、笑ってるじゃん」

「エリの顔が面白いの」

「ちょっと、それはひっどーい

アイルもそう思うでしょ?」

「アイル?」

「あはは、ほんっと、2人は最高の友達だわ」

「何ー?急に」

「泣かせに来てるじゃーん」

「あはは、だって思ったこと

そのまんまだもん」


「これ、私の過去だわ」

「そう、こんなよくある会話

だけど、あんたの心の中は真っ黒

その証拠がこれ」


「え?美少女爆誕ポーズ

アカリもやってみる?」

「うちは、遠慮しとこうかな」

(……何を、してるんだか

これのどこが面白いわけ?

エリってこういうところあるよね

特に面白くもないのにやって

アカリも弱虫だから笑ってるだけ

だけど、ここで笑っとかないと

変に思われるし)

「アイル?」

「あはは、ほんっと2人は最高の友達だわ」

「何ー?急に」

「泣かせに来てるじゃーん」

「あはは、だって思ったこと

そのまんまだもん」

(……あたし、演技は得意なのよ

だけど、少しは良い友達だと思ってるわよ

1人よりかはいいでしょ?)


「な、なによこれ」

「これが、昔のあんただよ

忘れちゃった?」

「そうね、忘れたわ」

「そっか〜なんだか寂しいなぁ」

「どうしてかしら?」

「え〜、なんとなく?

でも、寂しいのはやだから

これで思い出すかな?」


ループ4

「あたし、ついにアイドルグループの

スカウト受けたの!」

「え!すごいじゃん」

「えへへ、ありがとうアカリ」

「え?なになに?何の話?」

「アイルがね、アイドルグループの

スカウト受けたんだって

あ、そういえばエリもバンド組んでたよね」

「うん、組んでるよ」

「えっ!?それ知らないんだけど〜

教えてよ〜なんてバンド?」

「ルピナスっていうバンドで

ボーカルやってるんだ

知っててくれたら嬉しいな」

「え!すごく有名な

バンドじゃんマジで!?」

「そう思ってくれてるなら嬉しいな」

「いやいや、みんな思ってるでしょ」

「そんなに褒められたら照れちゃうよ〜

それで、アイルはなんて言うグループ?」

「えっとあたしは……ハピハピワールド

っていうグループ」

「初めて聞いたグループだ〜

どこで活動してるの?」

「えっと、村の小さなステージ

とか広場らしい」

「でも、楽しそうじゃん!」

「そ、そう?」


「長すぎるからここまで

で、こうやってアカリが話を広げようとして

エリがフォローしてくれたのに

あんたは、この時心の中では

こう思ってたんだよ」


「あ、そういえばエリもバンド

組んでたよね」

「うん、組んでるよ」

(……は?知らないんだけど

アーティストを目指してたのは知ってるけど

まさか、活動してるなんて

しかも、アカリの言い方的に結構前から

いやいや、無名なバンドかもしれないし)


「えっ!?それ、知らないんだけど〜

教えてよ〜なんてバンド?」

「ルピナスっていうバンドで

ボーカルやってるんだ

知っててくれたら嬉しいな」

「え!すごく有名な

バンドじゃんマジで!?」

「そう思ってくれてるなら嬉しいな」

(嘘、嘘嘘嘘!なんで、あたしがほぼ無名な

アイドルグループでエリが有名バンドの

ボーカルなわけ?なんで、エリ

この前まで興味ないって)

「そんなに褒められたら照れちゃうよ〜

それで、アイルはなんて言うグループ?」

(や、やばいあたしが

ハピハピにいることを言ったら

きっと、変な空気なる!だけど、隠したら

それはそれで、変な空気なる)


「ちょっと!いつまでこれを見せるわけ?」

「え?あんたが、自覚するまで」

「何に!」

「あんた、本当は過去の

自分完全拒否じゃないでしょ」

「何を言って、あなたも見たでしょ!

あの時の私は最低だった!」

「だけど、好きな部分もある」

「ない!」

「……これでも、ダメか

じゃあ、もう容赦はしない」

「は?だから、何を」


カチ、ループ数4 HP 90


ビジュー ループ3

「どうしたの?それで終わりかい?」

「ビジューノクセニ」

「僕が弱いって言うのかい?」

「ナンニモナイクセニ」

「僕にだって、能力はあるさ

君と同じだよ」

「ワタシニモアル」

「この世界がそうでしょ」

「チガウ、モットスゴイヤツ」

「わお!それは、楽しみだね」

「イイカゲンニワタシヲウヤマエ!!」

「なっ!」

「コレデ、モウニゲラレナイ」

「ッ!君は、一体何者なんだい?

こんな、触手なんか出して」

「オマエトオナジ」

「今は、違う気がするよ」

「ウルサイ!」

「くっ、」

「シメコロサレタイカ?」

「それは、ちょっと嫌かな」

「ホント、オマエハウザイ」


ループ4

「そろ、そろ離し、てくれない?」

「イヤダ」

「僕、限界に」

「ワタシトオナジナラ

マダ、イケル」

「君は、ロボット

僕は、にん、げん」

「ダカラ、ナンダ?」

「僕ら、に、はげん、ど、が」

「ゲンド?」

「……」

「……オチタカ

ムカシノオマエナライバッテタノニナ

ダガ、タノシミニシテオケ

コレカラ、モットムカシノオマエガ

ドンナヤツダッタカワカラセテヤル」


カチ、ループ数4 HP80

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