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この世界の設定が雑すぎる  作者: 榊みつば
夢編

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86/106

第86話 最初で最後の親子喧嘩

ループ8

「どうだ?十分時間は与えただろ」

「……」

「はぁ……これでも、ダメなのか」

「自分」

「あ?」

「私が1番恐れているのは自分!」

「ほう、どんな自分なんだ?」

「優柔不断な自分

いつか、優柔不断が最悪なことを

起こすんじゃないかって思うと

1番鼓動が早くなる」

「まさか、そこまでたどり着くとは

だが、それだけではお前は変わらないこと」

「それくらい、知ってる

私が、優柔不断なのは全部をやりたいから

手離したくないから」

「だが、いつかは手放す時が来る

今のお前じゃ無理だ」

「何でもかんでも無理だって

言うのやめてネ!

優先順位をつければいい!」

「それで、お前の何が変わるんだと

さっきから聞いてるんだ!」

「うるさい!」

「なんだ、その口の聞き方は!

お前の大好きなお父さんみたい

になれるんだぞ!」

「嫌だ!」

「なんだと!」

「私は、お父さんとは違う!

私は、ユルカの親をお金で

買ったりしない!」

「だが、そのおかげで出会っただろ!」

「マフィアの娘と親を買われた

子どもとしてね最悪な出会いだった!

全部、お父さんが馬鹿なことするから!」

「親に対してそんな口答えしていいのか?

それに、怒りでお前のアイデンティティを

忘れているぞ」

「あんたの前なら付けなくていいと

私が判断した!」

「ほんとに、生意気な娘だな」

「うるさい!人の命の大切さも

知らないくせに!」

「知っているとも」

「知っているのなら、マフィアなんか

やめてる!

いや、最初からやってないはず!」

「お前は、面白いところに目を向けるなぁ」

「何が面白いのよ」

「いや、なんでもない

で、お前の答えはなんだ?」

「話を勝手に!」

「おっと、答えないつもりか?」

「……」

「いいんだそ、答えなくても

無言でも回答にはなるここにいる

という回答にな」

「それだけは、絶対に嫌」

「なら、答えろ」

「私は、貪欲な自分に勝つ

全部が欲しいという考えを捨てる!」

「それが出来たらいいな」

「あんたとは違うからできる!」

「ま、せいぜい頑張りな

あ、じゃあ、俺が今出してやるよ」

「また、変なの出すつもり?」

「いや、俺からの最後の質問だ」

「受けて立つ!」

「俺を殺せば現実の俺も死ぬ」

「は?」

「俺は、リンクしてるだけだからな

お前らが泊まってる宿にいないしな」

「なんだか、複雑」

「まぁ、いいだろ続きいくぞ

そこで、俺を殺すか生かすかどっちを選ぶ?

どっちを選んでもお前は出られる

可能性が高いけどな」

「出れるのは決定ではない?」

「一応、条件は満たしてるけど

だが、確実に出れるかどうかは

この質問の答え次第

そこに、銃があるだろ」

「これのこと」

「そうだ、それを使って

ファイナルアンサーを出せ」

「それなら、もう決まってる」

「ほう、早いな

では、どちらにする」


バン!

「ケホッ」

「私は、こっちを選ぶ」

「フッ、お前も、命の大切さを

わかってないようだな」

「命の大切さならわかってる

だから、私は無差別にはやらない

私は、仲間は傷つけない

けど、あなたは仲間じゃない敵だから」

「だが、家族」

「私に、家族はいらない

だから、さようなら」

「さすが、俺の娘だ

マフィアの顔になっている」


バン!ドサッ


「……久しぶりに、銃を触った

それに、あの匂いはやっぱり慣れない

私は、みんなを傷つけるやつは

絶対に許さない

それだけは、譲れない

そのためなら、何を手放すか決められる

……よし、もう1回寝るネ」


チャイネ クリア

クリア条件「欲望と過去に打ち勝つ」

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