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この世界の設定が雑すぎる  作者: 榊みつば
夢編

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85/107

第85話 同じところで

ループ8

「やっと、わかったなの!」

「うわぁ、びっくりしたよぉ」

「うちは、ずっと助けてもらうことを

当たり前だと思ってたなの

みんなの背中にしがみついてる

だけだったなの

みんなが自分のことを受け入れてくれる

そう思ってたなの

だけど、本当は違ったなの

ちゃんと見ていればわかることだったなの

自分勝手だったってことが

周りとズレていたことが

だけど、うちは見ないようにしていたなの

気づきたくなかったから

気づいたらどうなるか

分からなくて怖かったなの

きっと、ユウシヤたちも言わなかっただけで

そう思ってよね……うちが邪魔だと

思ってなの」

「……違うと、思うよぉ」

「今度は、君が嘘つくなの?」

「嘘じゃないよぉ

僕っちは、夢世界の人でもユルカだよぉ」

「……そうだね、ありがとうなの

おかげで元気が出たなの」

「良かったよぉ」

「あと、もうひとつわかったなの」

「何をぉ?」

「1人でも、生きていける方法なの」

「どんなのぉ?」

「みんなの後ろに行かずに

みんなと同じ戦線で戦うなの

ちゃんと、前を見れば敵の姿だって見れるし

みんなの勇姿も見れるなの」

「それは、いい考えだねぇ」

「うち、頑張るなの

最初は、上手くいかなくても

少しずつでももっともっと

色んなことに挑戦して

1人でなんでもできるように

なっていきたいなの」

「素敵な志だねぇ僕っちは

ずっとここで応援してるよぉ」

「ありがとうなの」


ガチャ

「あ、扉開いたよぉ」

「なんだか、吸い込まれる感じがするなの」

「それが、扉の特徴だよぉ」

「そうなんだねなの」

「……行かないのぉ?」

「行くなの、けど」

「けどぉ?」

「多分、この夢だったから

うちは、気づけたんだと思うなの

だから、ほんとにありがとうなの」

「……頑張ってぇ」

「うん!」


「頑張るなの!……あれ?

夢から、覚めたなの?

直ぐに、吸い込まれちゃったなの

……最後にもう一回言いたかったなの

頑張るって」


ミミカ クリア

クリア条件「1人でも、生きていける

方法を見つける」


次回

「私が1番恐れている自分は」

「まさか、そこまでたどり着くとはな」

「私は、お父さんとは、違う」

「親に対してそんな口答えしていいのか

それに、怒りでお前のアイデンティティが

無くなってるぞ」

「知らない、口答えだって」


チャイネが見つけた

1番恐れている自分とはどんな自分か

そして、どんな結末になるのか


次回、第86話 最初で最後の親子喧嘩

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