第74話 夢世界
カチ、カチ、カチ
「オキロ、オキロ」
「ん、うーん……ん?」
「オキタ、オキタ」
「……誰?ここ、どこ?」
「ココ、ユメセカイ」
「夢?あぁ、夢か」
「ネルナ、オキロ!
……ムカツク、ワタシヲオコラセタコト
コウカイシロ!」
ゴーン!ゴーン!ゴーン!
「わぁわぁわぁわぁ!
わかった!起きる!起きる!」
「モウ、サイショカライウコト
キキナサイ、ユウシヤ」
「で、あなたは誰なんですか
てか、僕の名前は知ってるんだ」
「シュジンコウホセ」
「それは、知ってるよ」
「ワタシハ、ジクウノシュゴシン
ミタイナモノダ」
「みたいなものってなに?」
「ジブンデモヨクワカッテナイ」
「それって、いいの?」
「ワカラナイ」
「まぁ、いいのか
そういえば、君どこから来たの?」
「ワタシハ、ズットコノヘヤニイタ」
「え、そうなの?」
「ワタシノスガタハ、トケイダ」
「とけいだ?」
「違う、トケイ」
「……あ、時計ね」
「セイカイダ」
「だけど、ずっとここにいたって
僕たちが来なかったらどうしてたの?」
「オマエラガ、ココニクルコトハ
キマッテイタウンメイデダ」
「なるほど、呼ばれていたのか
それで、僕たちはどうすればいいのかい?」
「ハナシガハヤイナ
オマエラニハ、オソレテイルコトガアル」
「トラウマってこと?」
「チガウ、オキテホシクナイト
ネガッテイルコトダ」
「起きて欲しくないと願っていること?」
「トニカク、ミレバワカルカラ
ユメヲミロ、ユメセカイへハイレ」
「え?ここが夢の世界じゃないの?」
「ココハ、ムノクウカン
オマエラノムイシキの空間だ」
「僕たちの無意識の空間が
無の空間なんだね」
「ナゼ、サッキカライイナオシテル」
「いや、君の文字読みにくいんだもん
カタカナだしあと、無の空間と
夢世界の違いは?」
「ソレハ、アトデワカル」
「ショウガナイダロキカイナンダゾ」
「時計なのに?」
「キカイジカケノトケイ」
「機械仕掛けのの時計?」
「トケイハ、キカイデウゴイテル
ダカラ、ワタシモキカイ」
「あ、そうなんだ
なんか、わかるような分からないような」
「キニスルナ、ハヤクユメノ
セカイヘイケー!」
ゴーン、ゴーン、ゴーン
「うわっ、またこの音
でかくてびっくり、するん、だよ、な……」
「ヤット、ユメセカイ二イッタ
サァ、ユウシャタチヨ」
ゴーン
「オマエラノ、キョウフシンヲウチケセ
セイコウシナケレバコノサキ」
ゴーン
「アカルイミライハナイ」
ゴーン、ゴーン
「ここが、僕の夢世界」
「ユウシヤ、聞いてるの?」
「え?アイル?」
「ユウシヤは、ボーとしてるねぇ」
「ユルカ?」
「やっぱり、お前はダメなんだな」
「みんな、どうしたの?」
「もう、ユウシヤはいらないなの」
「……え?い、いら、ない?」
次回、ゴミになったらその次は




