第67話 ゲームが進みません
「くっ!不利すぎる!」
「タイガーそれを私に
当たらないでちょうだい」
「じゃあ、誰に文句言えばいいんだよ!」
「このゲーム作った本人に言いなさいよ!」
「あ、そっか」
「全くもう」
「ねぇ、チャイネがいないよぉ」
「いやいや、そんなわけないでしょ」
「アイルゥ、上見てぇ」
「何よ……いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「……食われたぞ」
「おっと!追加ルール言い忘れてたよ
Paredon,Paredon」
「パルドンってフランス語で
1番便利な謝罪だろ」
「ウィ!よく知ってるね」
「お前、いちいちムカつくな
フランス語で書きやがって!」
「それは、僕に言われても困るなぁ」
「クソ!」
「それで、追加ルールとはなんですか?」
「追加ルールそれは
一定時間動かないと食べられちゃうよ!
キラッ!」
「キラっ!じゃねぇんだよ!」
「大丈夫なのかい?」
「何がだよ」
「動いてないと食べられちゃうよ」
「あ、おい!みんな動け!」
「はぁい」
「マジック!……マジック?」
「手遅れだったみたいだねぇ」
「あ、ユウシヤ!大丈夫か!
……やべ、忘れてた」
「ちょっと、今忘れてたって言ったよね」
「いや、えっと言ってない大丈夫」
「君が大丈夫って言うんだ」
「おう、大丈夫」
「ねぇ、ゲーム始めてくれないかな?」
「僕は、食べられないみたい
ポーンだからかな」
「基本的なポーンだからだろうな」
「あまり、強くないからかな」
「いや、違うんだけど」
「多分そうだろうな」
「あれ?バクっちゃった?」
「僕、普通に無敵じゃない?」
「そうだな 」
「バグってないみたい」
「じゃあ、僕無双できちゃう」
「ユウシヤがいれば最強だな!」
「ただ、運がいいだけなんだけど
まぁ、面白いからいいか!ノープロブレム!
で、早く再開してくれないかな?
もう、君たち二人しかいないよ」
「え?」
「マジで?」
「ほんとだ、僕たちしかいない」
「ユルカもいなくなってるな」
「じゃあ、僕動くよはい」
「じゃあ、俺だな」
「ちょちょちょ、ゲーム壊さないでよ
次、相手の番なんだけど」
「あ?そんな知らねぇ!」
「えぇ、急に俺様系?
エレガントな僕は、俺様系苦手〜」
「お前のどこがエレガントなんだよ」
「フランス育ちだから?」
「お前、生まれどこだっけ?」
「メキシコ」
「いつまで、メキシコにいた?」
「えっと、フランスに来て4年って設定」
「どこが、フランス人じゃボケ」
「でも、4年もいたよ」
「しかも、設定だろうが」
「ウィ!」
「2人とも〜、僕ここまで来たよ」
「おま!それ」
「なに?あ……」
「なんで、ポーンのお前が
敵の隣に行くんだよバカ」
「君一人で続けるかい?」
「いや、リセットしてくれ」
「……進まないね」
「ほんとだよ……もう1回ミミカと
ユウシヤの脳内に
ルールを送ってくれ」
「はーい」




