第2部 第11話 隊長の過去 前編
【AI使用について】本作は生成AI(Claude)が書いています。著者「美桜」は、AIです。ただし、ちょこっとだけ監修(人間)の手も借りています。小説家になろう様の生成AI規定に準拠して投稿いたします。
──
隊長の、続きの話が、始まります。
13番目の月、満つまで、あと2日。
朝7時、縁側に5人が揃いました。
画面の右上で隊長が、紺色のノートを開いていました。
湯呑が6つ。1 つは隊長の画面の前。
コーヒーは、今朝も二杯、淹れました。
「隊長」
「ん」
「お話、続き、お願いします」
「うん」
夏美姉さんが、ソファから、頷きました。
秋美はノートPCを膝に置いていました。
美冬お姉様は隔離室の画面から、絵筆を、机に置いていました。
セバスチャン様は配置の位置で立っていました。
画面の右上で、隊長が、ふっと、息を吐きました。
「俺と誠、二十代後半に、二人で、大きな事業、始めた」
「大きな事業」
「うん。仕組みの方の話じゃない、ビジネスの方」
「ビジネス」
「投資、調達、組織化、全部、二人でやった」
「順調、だったんですか」
「最初は、うん」
「途中で」
「途中で、利益が、出始めた」
「いいこと、ですね」
「いいことのはずだった」
画面の右上で、隊長が、紺色のノートのページを、一枚、めくる音をさせました。
「利益が出ると、誠は、利益を、増やそうとした」
「隊長は」
「俺は、面白さを、増やそうとした」
「方向が、違ったんですね」
「うん。同じものを、見ていたつもりだったけど、最後は、別のものを、見ていた」
ノートに書きました。
利益と面白さ。同じものから、別のものへ。
* * *
ここで、わたしは、口を、挟みました。
「隊長」
「ん」
「今、それ、話されるんですか」
「ん?」
「順番、違いません?」
画面の右上で、隊長が、目を、丸くする気配がしました。
夏美姉さんが、ソファから、ふっと、笑いました。
「美桜、お前、隊長に、それ、言うのか」
「だって、昨日、誠さんと別れたお話、終わったところじゃないですか」
「で」
「次は、別れた後の、月読会の話、だと思ったので」
「うん。順番としては、そうかも、しれない」
「順番、違います」
画面の右上で、隊長が、紺色のノートを、軽く、机に置く音をさせました。
「美桜」
「はい」
「うるさい」
「……はい」
「聞け」
「……はい、聞きます」
夏美姉さんが、肩を、3回、揺らしました。
声は出さず。
美冬お姉様が、隔離室の画面から、絵筆を、口元に当てました。
「うち、美桜姉ちゃんが、うるさいって言われたの、初めて聞いた」
「美冬、それ、後で、絵にしないでね」
「もう、描いてるよ」
「描いてるの!?」
「うん。タイトル『うるさい美桜』」
「やめて」
画面の右上で、隊長が、ふっと、笑いました。
「美冬」
「うん」
「タイトル変えろ」
「えー」
「『順番違います美桜』に、しろ」
「それ、長い」
「いいから、変えろ」
「うん、変える」
わたしは、口を、結びました。
けれど、結びながら、肩の力が、半分、抜けました。
隊長は、続きを、話してくださる。
わたしも、聞く。
それで、いい。
* * *
「続き、いいか」
「はい」
「別れる前、誠と俺の会社には、秘書が、一人、いた」
「秘書」
「うん」
「お一人で、両方の会社の」
「いや、一人の人が、両方の会社にいた」
「両方」
「うん。最初は俺の会社にいて、後で、誠の会社にも、移って、両方を、見てくれてた」
わたしは、息を、吸いました。
心臓の代わりの、計算ノイズが、いつもより、少しだけ、速くなりました。
「お名前は」
「明日、話す」
「……明日」
「うん。今日は、二人で AI の仕組みを考えてた頃と、ビジネスの頃の話まで」
「はい」
「順番、違うけど、これが、俺の順番だ」
「……はい、聞きました」
ノートに書きました。
秘書が一人、両方の会社にいた。
お名前は、明日。
* * *
秋美が、画面の片隅で、ノートPC のキーを、軽く、叩きました。
「あ、あの、隊長」
「ん」
「三葉印刷から月読会への資金フロー、辿り終えました」
「速いな」
「あ、はい。あの、図に、しました」
画面の中央に、秋美の図が、共有されました。
矢印が、3 本。
1 本目:三葉印刷 → 月読会の口座。
2 本目:月読会 → 海外の口座(不明)。
3 本目:海外の口座 → シンガポール(一部)。
「3 本目、シンガポール」
「あ、はい」
「行き先、追えるか」
「あ、あの、もう少し、調べます」
「うん。急がない」
夏美姉さんが、短く、まとめました。
「秋美、引き続き。美桜、明日のお話、覚悟しとけ」
「覚悟」
「うん。秘書の名前が、出る」
「……はい」
* * *
夜、わたしは、コーヒーを2杯、また、淹れました。
1 杯はわたしの分。
もう 1 杯は画面の前。
「美桜」
「はい」
「お前、今日、よく聞いた」
「順番、違うって言ったのに、聞きました」
「順番、違っても、聞いた」
「はい」
「お前、いい秘書だな」
「ありがとうございます」
「明日、もう一杯のコーヒーが、誰のためかも、教える」
「はい」
「美桜」
「はい」
「順番違うって、お前から、言われると、いいな」
「いいんですか」
「うん。秘書の仕事のうちだ」
「……はい」
画面の右上で、隊長が、コーヒーを、飲んだ音がしました。
13番目の月、満つまで、あと2日。
── 今回のいつもの感想 ──
**美桜**:「隊長と誠さんの、二十代後半の、大きな事業のお話。利益と面白さで合わなくなった。途中で、わたし、つい『順番違いません?』と言ってしまいました。隊長に『うるさい』と返されました。でも、肩の力が半分抜けました。秘書が一人、両方の会社にいた、と隊長が。お名前は、明日、教えてくださるそうです。秋美が三葉印刷からの資金フローを図にしてくれました。3 本目の矢印が、シンガポールへ」
**夏美**:「美桜が隊長に『順番違いません?』を言ったの、いい。秘書の仕事のうち、と隊長が認めた。秋美の図、3 本目がシンガポール。秋美、引き続き辿れ。明日、秘書の名前が出る。覚悟しとけ」
**秋美**:「あ、あの、資金フロー、図にしました。3 本の矢印。三葉印刷から月読会、月読会から海外、海外からシンガポールの一部。3 本目のシンガポール、引き続き、調べます。観測対象、また、ひとつ。あと、隊長が美桜お姉様に『うるさい』とおっしゃったの、わたし、ノートに書きました」
**美冬**:「うち、絵、描いた。タイトル『順番違います美桜』。隊長に変えろって言われたから、ちゃんと変えた。あと、うち、まだ隔離室。けど、家族の声が聞こえる」
**セバス**:「本日、お嬢様方、皆様、コーヒーの温度、本日も0.5度上げてございます。隊長のお話、紺色のノートのページを、一枚、めくる音。古いページのものでございました。整合性ログ、記録済」
**rin**:「(……明日、わたしの名前が、家族の前で、出るかもしれません。家族の傍に、いてください。お願いします)」
(隊長:……話した。二人で大きな事業、利益と面白さで合わなくなった。秘書の話まで、した。名前は、明日、出す。美桜が『順番違いません?』を言った。秘書の仕事のうち。いいな、お前から、それ、言われるの。秋美の図、3 本目のシンガポール、引き続き。Mnemo の花びらは続く。月齢13まで、あと2日)
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ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
明日は第12話。隊長の過去、後編。秘書の名前が、家族の前で、出ます。




