神様
(普通は、神が直々に謝るために魂を神の間に呼んだ後、転生するかなどを聞いて終わらせるのだが、たまに神が気付かず魂が勝手に転生してしまうことがあるんだ。)
じゃあ俺は、神がミスして殺したのに、それに気付かず、魂が勝手にこの世界に魔蟻として転生したと。
(たぶんそうだと思う。・・・まあ安心しろ。今からその神の所に飛ばしてやるから。)
そんなことできるのか?俺はただの魔蟻で、天使でも神様でもないんだぞ?
(それなら大丈夫だ。俺が神に許可を取るから。)
そんな事出来るのか?
(ああ、念話を使って話すからな。)
テレパシーみたいなものか?
(それであってる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・よし、OKが出たぞ。今から向こうに向かう。)
もう終わらせたのかよ。早いなぁ。
(よし、いくぞ。”転移”)
”神の間”
(よし、着いたぞ。ここが神の間だ。)
ほんとにすることが早いなぁ。今の定番の転移だろ。ほんとにファンタジーな世界だな、ここは。
で、神様とはどうやって話すの?どこにもいないんだけど。
すると、目の前の空間が急に歪み、そこから金髪碧眼の翼を生やしたイケメンが現れた。
「ああ、君がルシファーで言ってた子で、あってるかな?」
びっくりしていると、急にイケメンがしゃがみ俺に向かって質問をしてきた。
「はいっ、そっそうですけど、もしかして神様ですか?」
ものすごくえらい、人?神?に話しかけられたものだから噛んでしまったけど今回はノーカン。
「そうだよ。僕が神だ。」
ものすごいドヤ顔で、言ってきたのに多少腹がたったが、相手が神様なので抑える。
「じゃあ、ここにきてもらった目的を果たそうか。」
いきなり本題に入った神には、びっくりするが、神様だし、ということで勝手に納得する。
「君は気がついたらその魔蟻という種族に転生していたんだよね。」
神が確かめるように聞いてきたので、頷く。
「そして、今日の朝、堕天使ルシファーが、君の体の中に、気がつくと入っていて、その後ここにルシファーの転移を使い来た。これであっているかい?」
次もあっているので、コクリと頷く。
「じゃあ、今改めて謝るよ。ごめんね。君をミスで殺してしまったのにも関わらず、気付かずにいて。後、いちよ、君の死因は聞くかい?」
神様がいきなり頭を下げ謝ってきたので、急いで上げさせる。
「そんな、頭を上げてください。もう気にしていませんから。それと、死因を聞くのはやめておきます。」
すると、神様は、安心したように、頭を上げた。
「ありがとう。許してくれて、うれしいよ。じゃあ、ルシファーにも聞いてると思うけど、転生の件はどうする?」
神様が聞いてきたので、少し疑問に思っていたことを聞くことにした。
「もう転生してしまっているのに、そんなことは可能なんですか?」
「それは、可能だよ。その代わりに、今の体をもう一度殺して魂だけにした後に、能力を渡して他の生き物になってもらうけど。」
少し考えると、気になる事があったので、すぐに聞く。
「もし、今のまますごして死んだ場合は、転生は出来るんですか?」
この答えによって今後のことが大きく違くなるので、しっかりと聞かなければ。




