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あああ帝国召喚  作者: あああ
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第28話

オブシウス帝国 首都 第294兵器設計局

「おい聞いたか、例の国でもうすぐ閲兵式が開かれるらしいぜ」

「あーあのあなんとか帝国って国か?飛行機も変なのしか持ってないらしいし、少なくとも我が国の敵ではないな。」

「そうだな、特にスパイとかを送り込む必要はないと情報局も判断したらしい。」


雑談に参加していたフリードリヒはこの設計局で働いているある技師である。

彼の研究分野は今までより早く発射可能な対空砲の研究であった。


あなんとか帝国の武器が確認されたとき、報告書には「速い発射速度で射撃可能な機関銃あり」と書いてあったので、彼はあああ帝国の兵器をもっと見たいと前々から思っていたのである。

「...で、やつらはヤマートとかから一般人を国内に招いていろいろ披露するみたいだぜ」

その時彼は思った

「(ヤマート国経由なら、あああ帝国に入国できるかもしれない!)」

そう思うと彼はすぐに外の公衆電話へ向い、ある番号をコールする。

しばらくして、

「よう、フリードリヒじゃねぇか。貴重な昼休みになんの用だ?」

「お前は確か外務省に務めてたよな?」

「そうだが、それがどうした?」

フリードリヒは周りに気づかれない小さな声で

「ヤマートの偽造パスポートを調達することはできるか?」

「....できるが、一体どうしてだ?」

「実は...」

「....なるほど、そうゆうことなら協力するぜ。」

「ありがとう。助かる。」

後日、フリードリヒは友人よりヤマート国の偽造パスポートやその他諸々を受け取り、トンキン国際空港へ向かうのだった。


ヤマート共和国 首都トンキン トンキン国際空港

フリードリヒは旅行鞄にヤマートの上流階級が着用する服を身にまとい、空港の真ん中に立っていた。

あああ帝国の支援で近代化された空港は、まるで

「すごいなあここは!」

周りには多種多様な人種、種族がおり、見本市のようであった。


「3番ゲートは....ここだな」

「なんだあれは?...なるほど。あの橋を渡れば外に出ずに機内に入れるな。考えたな。」

戸惑いつつボーディングブリッジを渡り、ノース・エンパイア航空のIl-96に乗り込む。

「!!!」

フリードリヒがいつも見ていたオブシウス帝国の旅客機とはちがい、巨大な機体。しかもエンジンにはプロペラがない。広々とした機内、そして行き届いた空調などの設備がフリードリヒを圧倒する。

「(これはあああ帝国の旅客機なのか?そうすれば我が国よりはるかに技術が進んでいることになるぞ。)」

やがて出発の時刻になり、ボーディングブリッジが離れていき、旅客機は滑走路へ向かう。


そして速度を上げて機体は離陸する。


そしてフリードリヒは緊張が解け。そのまま眠ってしまう。


やがて起きるとすっかり雲の上であった。

「空の上でも過ごしやすいとは....」

持ってきた本を読んでなんか食べてとして13時間くらい過ぎると、機内アナウンスがもうすぐ目的地だということを告げる。



あああ帝国 アアアツカヤ アアアツカヤ国際空港

あああ帝国は異世界人の入国はヤマートやロマリアやペンドリシスおよび友好国19か国に限定しており、それらは帝都アアアシティーにあるアアアシティー国際空港ではなく第二の都市アアアツカヤにあるここにのみ限定されていた。


トンキン国際空港で見た橋を渡って建物に入る。

「これは平べったいがエスカレーターか、まさか我が国以外で目にするとは...ん?」

外にはたくさんのさっき見たような旅客機がたくさんあった。

「(これは本国でみんなに知らせないと!)」

フリードリヒは興奮して写真を撮る。


アアアツカヤ国際空港 手荷物検査場

「この箱にカバンが入っていくのか....私はこの四角いのをくぐって...」

すると、けたたましい音がなり係官が飛んでくる

「腕時計は外してください~」

といわれ、目立ってしまったのでフリードリヒは赤面した。


アアアツカヤ国際空港 入国審査場

いよいよ緊張の時である。ここでばれると強制送還では済まないかもしれない。

やがてフリードリヒの番がきた。


「パスポートを。」

「滞在目的は?」

「新しく我が国ヤマートの友邦となった貴国の首都を一目見ようと思いきました。」

なんども考えたいいわけである。

「滞在日数は?」

「2週間ほどです。」

「...そうですか。」

やがて入国審査官は帝国へようこそと言ってパスポートを返却し、フリードリヒはアアアツカヤ駅を目指す。

アアアツカヤ駅でも異世界人と分けられているらしく、違う乗り場で待っていると、蒸気機関車が入ってきて、それに乗る。

「えーっと2等寝台はーっここか。」


そこに寝転がると、また寝込んでしまう

けたたましい汽笛が発車を告げ、加速していく。

少し寒いとフリードリヒは思うのだった。


ヴェルスタン宮殿 正面玄関

皇太子アアアーレは帝都から父の死を伝えに来た使者と面会していた。

「と、いうわけでお悔やみ申し上げます。そして一週間後の閲兵式に参加していただきたく存じます。」

「わかっておる。要するに余に帝都の宮殿に来いと申すのだろう?」

「恐れ多くも左様にございます。」

「わかった、行こう。」

「殿下、身支度は...」

「もう済んでおる。」

「では行こう。ああ、そうだ。奴も連れて行こう。

横に停車している高級車に乗り込み、帝都を目指す。

護衛はあまり目立たないように、と最小限になっている。


「(ついに余の時代がくるのだ...国祖のために!)」

自動車はすいている高速道路を帝都めがけてすき進むのだった。


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