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ステージ2-3 誰と組む??

なかなか逆ハー展開にならないなと思わせたかもしれません…!

長くなりましたが、ここから逆ハー要素が多くなります!


レオ「さて、どうする?誰と誰が組む?」


まぁ、さっきじゃんけんで決めたし

グーとパーで分かれましょう的なやつでいいのでは?

と思っていたのだが…


シャル「この扉の中、

    分かれたら同じフィールドにいる判定にはならなそうですね。

    だとすると離れてしまうとルリさんの支援は届かない

    と考えた方が良さそうですね」


レオ「ルリ、俺と組もうぜ!!敵が来たら俺が倒すから支援よろしくな!」

レオくんが私の肩に腕を回してきた。

ゲームなのにこんなことできるんだ!?びっくりした…!


連「俺とルリが組む。俺ならルリに敵が近づく前に倒せる」

レオくんに続いて今度は連くんが私と組みたいと言ってきた。

確かに連くんはこの中の誰よりも攻撃スピードが早いけど…。


シャル「待ってください。

    レオさんと連くんは連携技が使えます。

    2人で入った方がいいのでは?

    オレは属性魔法が使えるので有利に戦えます。

    ルリさんとオレで入ります」

シャルくんが私の肩に回してるレオくんの腕を解いた。


さっきのロゼさんとフレンド登録した時もうっすら思ったけど…


このゲーム、距離近くない…!?

実際にそこにいるわけじゃないのにすごいドキドキするんですけど!!


そもそも男の子同士ってこんな距離近いの???

レオくんが友だちにそういう距離感の人なのかな!?


みんな私が男の姿だから

きっと中身も男だと思ってるだろうけど…

もし私が女って知ったらどうなるんだろう…???


それでも仲良くしてくれるかな…


小学生の頃一緒に遊んでくれた男子みたいに。

あの頃とは違いもう子どもではないけど。


暗くなっちゃダメだ!ゲームを楽しもう!

そもそも3人は私っていうより、

支援職と一緒に入りたいってことだろうし!!

うん、きっとそう!!

支援職が求められて幸せです!!



レオ「俺だってルリに敵が近づく前に倒せるけどな。

   この中で一番打撃力あるし。」

連「…俺の方が動き速いし」

シャル「それならやっぱり2人が組むのがいいのでは?

     早く敵を殲滅できそうですし」

なんか3人とも全然引く気がない…。


ルリ「あのぉー…」

言い合う3人の間にそーっと入り込んだ。

ルリ「グーとパーで分かれて決めるのはー…どう、かな?」


レオ「……まぁ、ルリがそう言うなら」

連「いいよ。ルリ、パーだして」

ずりぃぞ、連!!!と、すかさずレオくんが突っ込んだ。

シャルくんも承諾してくれて、グーとパーでチーム分けをすることにした。


そうそう!さっきから話に出てるじゃんけんだけど、

じゃんけんも手の仕草でできるんです!

だから実際に手でグー、チョキ、パーをすると

リングが感知してじゃんけんができるってわけ!


そして…


シャル「さ、行きましょうか!ルリさん」

シャルくんと私、レオくんと連くんで扉に入ることになった。

なんだかシャルくんがご機嫌そうである。


レオ「くー…!!こうなったらルリとシャルより先に出てやる!!行くぞ連!!」

連くんは無言で頷いた。


分かれる前にみんなにシャインとシールドをかけた。

これで10分はステータスがアップされた状態でいられる。

累「がんばれよー」

累さんは台座に座って手を振って見送ってくれた。

みんな累さんに手を振り返し、扉の奥に進んだ。



シャル「暗いですね、オレから離れないで…。ライト!!

    オレが先導します。」

シャルくんは短い詠唱をすると宙に光の玉を出し

そして私の手を引いて歩き始めた。

ルリ「え!!」

手を繋いでる!?こんなことできるの!?

しかも自動で進んでるし!!!


この動作どうやってるのシャルくん!?!?

説明解説を開いて「手を繋ぐ」と検索した。


ー説明解説ー

 プレイヤーと手を繋ぐ方法。両手を握った状態で机に置く。

 前後、もしくは隣にいるプレイヤーと手を繋ぐことができる。

 進みたい方向に手を握ったまま傾ける。

 前にいるプレイヤーが先導する。

 その間、後ろにいるプレイヤーは進む動作をしなくても進む。

 ウィンドウを開きたいときは手を離すか、

 開きたいウィンドウ名を言う。



暗い道をまっすぐ進むとT字に道が分かれていた。

右を見ると、先の方に松明の明かりが1つ見えた。

左は暗い。


シャル「道が分かれてますね。きっと右が攻略ルートでしょうね。

     なので、先に左へ行ってみましょうか。」

RPGではだいたいこういう分岐があった時、

暗くて行きたくない方に宝箱があったりするのである。


シャルくんに手を引かれたまま進む。

2人しかいないから誰かに見られてるってことはないけど、

見ている私が恥ずかしい…!!


ルリ「あ、あのシャルくん!!

    移動させてもらってるからこっちは操作しなくて楽なんだけど

    シャルくんの手を使わせて悪いから自分で操作するよ!!」

手を離してとは言いづらいから、

シャルくんに嫌な思いをさせない言い方を考えたのだが…


シャル「オレは大丈夫ですよ。

     敵が出てきたらルリさんには支援をしてもらうので

     たくさん手を使わせてしまいますから。

     今のうちに休めておいてください。

     それに他のゲームにはないシステムなので使ってみたかったんですよね」

シャルくんは手を離そうとはしなかった。

ルリ「そ、そっか…!ありがとう…!

   でも、これなんか少し恥ずかしいね…!?」


シャル「2人とも男の姿だからですかね?

    今はオレしかいませんし、ルリさん女の格好になります??」


ルリ「え!!」

シャル「なんて。そしたらデートしてるみたいですもんね。

     あ、宝箱がありますよ!」

私はシャルくんの予想外な発言に驚いたが、

彼はなんでもないような感じにさらっと言うと

突き当りの壁を照らし宝箱を見つけた。


シャルくんいたって普通だ。

私だけドキドキしてる感じでは!?


宝箱の中身は「3000リル」だった。

これは嬉しい。みんなの所へ戻ったら分けよう。


さっきのT字の場所まで戻り、今度は右側へ。


シャル「あの明りの向こうに敵がいるかもしれないですね」

ルリ「うん、緊張するね」

手に汗をかいてきた。

私たちは後衛だ、接近戦には向かない。

前衛がいないと不利な敵でないことを願う。

松明の場所まで来ると、扉のない四角い入口があった。


ルリ「着いたね。引っ張ってくれてありがとう。よし、頑張ろう!!」

私はシャインとシールドを使った。

シャル「いえ、こちらこそ。支援よろしくお願いします。さぁ入りましょう」

私たちは中に足を踏み入れた。



部屋に入ると松明が順番に灯され、辺りが照らされ

中央にはさっき見たビッグベアよりも大きな牛のモンスターが

興奮気味に鼻息を荒くし、仁王立ちして私たちを待ち構えていた。

そしてさっきのように赤い結界が張られ「逃げる」が不可能となった。



ーダハニア遺跡のミノタウロスー

ミノタウロスのHPゲージが表示された。


シャル「ミノタウロス…!!」



ーグオオオオオオー

ミノタウロスは大きなアックスを振りかざしながら

私たちに襲い掛かってきた。

巨体のためか攻撃スピードは速くないが

あのアックスの攻撃をシールドなしで受けたら

一撃で瀕死まで持っていかれそうである。


シャル「ファイヤーボール!! …これはあまり効かないようですね」

ミノタウロスのHPゲージがあまり減らなかった。

炎系の技は弱点ではなさそうだ。

累さんがいないから、敵の弱点がわからない。


いろんな属性の技を撃って、見つけるしかない!!

シャル「ライトニング!!! これもいまいち…」


ーパリンッ!!

ルリ「うわ!!ダメージ大きい!!シールド!!」


一撃が強いのでシールドが破られてしまい、貫通してHPが削られる。

それでももろにダメージを受けるよりはましである。

ルリ「ヒール!!」

シールドで防ぎきれず、ダメージを受けているから回復もしないといけない。

忙しい!!


シャル「アイス!!よし、効いてるようです!」

ミノタウロスのHPゲージの減りが、さっきより大きい!!弱点は氷だ!!

ルリ「やったね!!」


シャル「ならアイスよりダメージ量の多い氷魔法を覚えた方がよさそうですね。

     敵に合わせて覚えられるようにスキルポイントを残しておいたので」

スキルを取ったシャルくんはアイスより強い氷系の魔法を詠唱し始めた。

でも…


シャル「っく!!」

ミノタウロスの攻撃がシールドを破り、

シャルくんはややダメージを受けてしまい

詠唱が中断されてしまった。

軽傷なら詠唱は中断されないが、

シールドで防いでもミノタウロスの攻撃が強力で

軽傷以上のダメージになってしまうようだ。


それにきっとシャルくんは魔法の火力を上げるために

精神を中心にステータスを上げているんだと思う。なので防御は低めなのだろう。

もし魔導師を選択してたら、私もそうすると思う。

それにまだシールドのレベルは2。

もっとシールドのレベルが高ければ防げるのかもしれないが、

ダブルを取るのに使ってしまったので今はスキルポイントが残っていない。


アイスやライトニングといった単体魔法は

詠唱が短いのですぐ発動するが

威力が大きい魔法は強力な分、詠唱が長い。


ルリ「シールド!!ヒール!!」

シャルくんの詠唱を中断させない方法を考えなきゃ…。


そうだ…!!

次回、シャルくんとまだまだ色々起きます

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