ステージ2-2 じゃーん けーん!!
ルリたちは次のダンジョンへ!
次回、逆ハー要素濃いめです。
ーピコン と通知音が鳴った
パーティーウィンドウを見ると、累さんがログインしていた。
精算をした場所まで戻ると累さんが座っていた。
累さんは私を見つけると「よっ!」と言って、手を上げた。
累「お、ルリ早いな。」
ルリ「累さんおかえりー」
累「どこ行ってたんだ?」
ルリ「城下町を散策してた!まだ回り切れてないけど」
シュリマの洞穴の前にいた魔導師さんと会ったことは黙っていよう。
思い出させてまたイラっとさせちゃいそうだし。
シャル「おつかれさまです。2人とも早いですね」
シャルくんもログインした。
累「俺は今入ったとこ。ルリは何分前からログインしてたんだ?
ちゃんと風呂入ったかー?くせぇと女にモテねぇぞ」
ルリ「入ったってば!!お風呂にも浸かったし!!」
シャル「女の人は臭いに敏感ですからね」
臭いに敏感なのは、まぁその通り。
体臭を気にせずお風呂に入らない人はNGです…。
あときつい香水の匂いも苦手だったりする。
女も男も清潔が一番。お互いのためにね。
連「ただいま」
累「おー、れんれんおかー」
シャル「おかえりなさい」
連「レオ、遅れるって」
ルリ「連くんおかえりー。レオくん遅れるんだね、了解。
レオくん来るまで何する?」
累「そうだなー…あ!ダハニア遺跡行ってみよーぜ!」
シャル「確かトレーラーに出ていたダンジョンですよね」
累「そうそう」
βテストが楽しみで公式が新しいPVを配信する度に
チェックしてたから覚えている!!
連「PVにゴーレムとかキメラとかがいた」
シャル「いましたね!ゴーレムは固かったり、HPがかなり高いという
イメージがありますよね。キメラもきっと強敵でしょうね。
作戦を立ててから行きます?」
ルリ「立てたいけど、敵の特徴や弱点がわからないと難しそう…」
累「エンカウントしない距離から鑑定を使えばいいんじゃね?」
ルリ「そんなことできるの?」
「さぁ?できんじゃね?」と累さんは適当な返事をした。
あはは、危険だなこれは。
連「遺跡までどうやって行く?」
シャル「首都からだとなかなか距離がありそうですね。
飛行船で近くの街まで行き、そこから歩いた方が良さそうです」
シャルくんはマップを見てくれてるようで、移動の仕方を提案してくれた。
累「いいじゃん飛行船!!遺跡行って、レオが来る前にレベル上げちまおうぜー!!」
と累さんがちょっと意地悪なことを言った時
レオ「ちょ!!ひでーなルイルイ!!!待っててくれたっていいだろー!!
ってか連、俺は少し遅れるって言ったよな?
少しって!!ちゃんとみんなに伝えたのか!?」
連「あー。遅れるしか言ってなかった」
レオ「お前なー!!」
男の子のこういうノリってなんだかうらやましい。
すぐ打ち解けちゃう感じ。
私たちはダハニア遺跡へ行ってみることになった。
首都にある飛行船乗り場で運賃500リルを払い、
ダハニア遺跡の近くにある「オアシスの街ダジル」で降りた。
まだあまりリルを持っていないので500リルはなかなかの出費だ。
ダジルは砂漠地帯にある街で、
街の中心にダジル湖という大きな湖があり、
その湖を囲うようにお店や住居が建っている。
ダジル湖はこの街の水源になっている。
レオ「お!!街の向こうにピラミッドが見える!!砂漠の街って感じするなぁ!」
累「あれもダンジョンじゃね?」
シャル「そうでしょうね。遺跡に行ったあと、少し寄ってみませんか?」
賛成ー!とみんな言った。
ルリ「フロート!!」
私はフロートを使い、みんなの移動速度を上げた。
砂漠地帯なのでフロートで浮いて移動しないと足を取られてしまい
移動に時間がかかってしまう。
連「移動はやっ」
シャル「フロート便利ですね」
みんなの役に立てて嬉しい!!
ダハニア遺跡へは、ダジルから東へ進む。
街から遺跡が見えるので迷うことはないが、この砂漠のマップ広そう。
きっと、ピラミッドの向こうも砂漠が広がっているんだろうな。
レオ「ん?なんかあそこの砂、妙な形に盛り上がってないか?」
見ると不自然に長細く砂が盛り上がっていた。
ーギャオオオオー
その砂からアバターほどの大きさのトカゲが現れた!
砂に身を潜めていたんだ!
連「うわ、トカゲ!!」
累「鑑定!!サンドリザード、HP2500、獲得経験値500、弱点氷属性」
ルリ「シャイン!!シールド!!」
レオ「2人ともさんきゅー!」
シャル「ルリさん、累さんありがとう。弱点は氷ですね、任せてください!!」
そう言うとシャルくんは詠唱を始めた。
レオくん、連くん、累さんが前に出る。
みんな、早速シュリマの洞穴で手に入れた武器を装備していた!
ルリ「ヒール!!」
サンドリザードは砂漠の上でも早い速度で動けるようで、
3人に向かって、牙やしっぽを使って次々に攻撃を仕掛けてきた。
フロートで浮いてるから砂漠に足が沈まなくて済んでるけど、
フロートがない状態で砂漠地帯で戦闘になったら確実に不利だろう。
レオ「うわ、攻撃スピード早っ!!
もしフロートがなかったらどうやって戦うんだ!?」
レオくんがサンドリザードの攻撃を剣で抑えながら言った。
連「考えたくない」
累「ほんとだよな…ルリがいなかったらと思うとぞっとする」
聖職者って言うんじゃなくて、
私の名前で言ってくれるのなんだか嬉しいな。
シャル「アイス!!」
シャルくんの氷技が発動すると
サンドリザードは弱点により大ダメージを受けた。
しかもサンドリザードの足が凍結して動けなくなっていた!
そこへ双剣の連くんが素早く近づきサンドリザードを切り裂いた。
ーギャゥゥ…ー
シュン!!とサンドリザードが消え、各自経験値500を獲得した。
サンドリザードのしっぽ1個ドロップ。
レオ「やっぱ属性技強いなー」
シャル「覚えたい魔法が多くてスキルポイントをどう振るかすごく悩みますよ」
その後、2体のサンドリザードに遭遇したが
さっきと同じ攻撃手段で難なく倒し、しっぽは計3個。
キラキラッと光り、みんなレベル9になった。
そしてダハニア遺跡に到着した。
ーパーティーリーダー『ルリ』を確認しました。
パーティーメンバー数、5人。
「ダハニア遺跡。ミッションレベル1。
大扉のゴーレムの討伐(推奨レベル8~)」
ダンジョンへ入りますか?ー
ルリ「はい!」
私たちはダンジョンに転送された。
画面右上に緑の星マークがついた。ミッションスタート‼
累「おーすげー。お宝いっぱいありそうな予感がするな!!」
石を積み上げて作られた遺跡は
できてから長い年月が経っているようで
崩れている場所が多く、瓦礫が散乱していた。
気を付けて歩かないとつまずいてしまいそう。
ゲームでつまずくって言ったら、別の意味になっちゃうけど。
遺跡の階段を上がり中に入ると、2つの扉と中央に小上がりの台座があった。
扉の前に「!」マークが出ていたので触れてみた。
ーこの扉は中央の台座に
パーティーメンバーを1人配置しなければ開きません。
扉には2人ずつしか入ることができません。
台座で待機する者1名、扉に入る者を2名決めてください。
2つの扉は同時に入ることも可能です。
片方の扉を攻略し、もう片方の扉は入る者を変えることも可能です。ー
1人待機で、2つの扉には2人ずつ入る。
もし3人パーティーだったら、
先に入った2人が戻ってきたら
今度は待機してた人と交代して
もう一方の扉に入ったりすることもできるってことね。
私たちは5人パーティーだから、
1人待機で残り4人が2人ずつ扉に入ればいいとは思うけど…。
レオ「誰か待機したい人いる?…ってみんな行きたいわな」
レオくんの問いに誰も挙手しなかった。
うん、扉の奥に行きたいに決まってる!!だって気になるじゃん!!
強い敵がいるかもしれないけど…
レオ「1人待機で、4人が2、2に分かれて扉に入るでいいよな?」
連「それでOK」
累「じゃあまぁ、ここは公平にじゃんけんで!!」
異議なし!と全員が賛成し、まずは待機する人を決めることに。
負けた人が待機だ。
累「じゃーん けーん!! ぐー!!」
ルリ、連、レオ、シャル「「「「 パーーー!!! 」」」」
累「あ!?お前ら合わせたんじゃないだろうな!?」
なんと、あいこなし1回で累さんが残ることが決まった。
レオ「んじゃルイルイ、留守番よろ」
累「へいへい…」
ため息をつきながら累さんが台座に立つと
ーブワンッーと音が鳴った。
ー扉が開錠されましたーとアナウンスが入った。
長くなりましたが次回から
パーティーメンバーとの逆ハーが始まります。
誰がルリと組む…?




