ステージ1-3 さぁオレたちの力、みせてやりましょう!
次回から少しずつ逆ハー要素が入ってきます。
ーパーティーリーダー『ルリ』を確認しました。
パーティーメンバー数、5人。
「シュリマの洞穴。ミッションレベル1。
地下1F巨大コウモリの討伐(推奨レベル1~)」
ダンジョンへ入りますか?ー
「はい」というと5人全員がダンジョンへ転送された。
画面上に緑の星マークがついた。ダンジョンのミッション中という印だ。
累「おいおいおい、さっきのやつら5Fに行くとか言ってなかったか?
ってかパーティートークしてなかったのわざとか…?
まわりに見せつけるために…」
累さんが若干イラっとしているのを感じた。
レオ「ルリ、入る時に階の選択はできたの?」
ルリ「ううん、巨大コウモリの討伐(推奨レベル1~10)って
出ただけだったよ」
シャル「ということはさっきの人たちは
レベル10以上ってことでしょうか。」
レオ「なのかね。まぁとりま進もう。
巨大コウモリ倒して俺たちも強そうな装備を手に入れようぜ!」
レオくんが累さんをなだめて私たちはダンジョンを進むことにした。
薄暗い洞穴の中で無数の小さな光が見えた。
ーキキキキキー‼!ー
コウモリの群れだ‼小さなコウモリに囲まれた。
ルリ「シャイン!」
累「鑑定!!HP400。経験値150。
さっきのスライムよりHPは高くないが…」
レオ「数が多い!!」
レオくんと連くんは剣を構えた。
しかし飛んでいるコウモリになかなか剣が届かない。
連「…飛んでるから攻撃しにくい」
ルリ「シールド!! あとは…ヒール‼」
シールドは薬指、ヒールは中指に設定した。
1匹1匹の攻撃はさほど大きいダメージではないのだが、
数が多いからじわじわとHPが削られていく。
私はパーティー全体に物理攻撃シールドをかけ、
コウモリの攻撃からみんなを守る。
そして回復も忘れずに。
シールドのMAXレベルは10。
シールドのレベルが高いほどシールドが強化されるが、
HPや防御が低い場合強い敵の攻撃を防ぎきれずに
大ダメージを受けてしまう。
そのため『シールドを張っているから大丈夫』と思って
レベルに合っていないダンジョンへ行くのは危険である。
ちなみに今のレベルは2。
累「おりゃ!!!」
累さんが小瓶をコウモリの群れに向かって投げた。
コウモリ達の動きが鈍くなった。
累「へへ。眠り粉をお見舞いしてやったぜ」
商人のスキルで敵を状態異常にするアイテムを作ることができる。
レオ「ルイルイ、ナイスー!!行くぜ、連!!」
連「はっ!!」
3人はコウモリに反撃を開始した。
レオくん、累さんのこと、ルイルイって呼んでる…!
そしてシャルくんが少し長めの詠唱をし
シャル「サンダーボルト‼」
雷系の全体技が放たれた。
ーシュンー
コウモリをまとめて倒した。
獲得経験値900。コウモリの翼12個、コウモリの牙12個。
ドロップ品はレアではないので、NPCに売る用だ。
キラキラッ
ルリ「あ!レベルアップしたよ!みんなおめでとー!」
レオ「おめでとーありがとうー」
連「あり、おめ」
累「ありがとー!おめでとー!!」
シャル「ありがとうございます」
みんなのレベルがあがった。みんな初めてのレベルアップで喜び合った。
レベルアップをみんなでお祝いする!そうこの感じこの感じ!
オンラインゲームしてるー!って感じする‼!
戦闘に慣れる為、そしてレベルアップとチームの連携と強化も兼ねて
私たちは積極的に敵にエンカウントしていった。
レオくんと連くんが前衛でコウモリをひきつけ、
累さんが眠り粉やしびれ粉入りの瓶を投げコウモリの動きを鈍らせ、
私がステータスアップ、シールド、回復をし、
シャルくんが全体魔法でコウモリの群れのHPを大幅に削り、
レオくん、連くん、累さんで一気に攻撃!!
私たちチームワーク良くない!?
こうしているうちにレベルが上がり、
私たちのパーティーは全員レベル6まで上がった。
コウモリを倒しながら進むと、広い空間に出た。
RPGをやったことある人なら直感でわかる。
ボスの部屋だ。
大丈夫、レベルも上がった。
戦闘にも慣れてきた!!きっと倒せる!!
ルリ「シャイン!!シールド!!」
ボスとの戦闘に備える。どこだ…どこにいる…?
レオくんと連くんが広間の真ん中辺りまで足を踏み入れた瞬間、
私たちは赤い結界のようなものに囲まれた。
ーシュリマの洞穴(1F)ボス 巨大コウモリー
と画面に表示された。
ウィンドウを見ると「逃げる」の表示に×がついていた。
さっきの赤い結界は”逃げられない”ということだろう。
ここから出るにはボスを倒すか、
パーティーが全滅するかしかないということだ。
レオ「見ろ、上だ!!」
累「うわ、きも。何匹いんだよ」
無数にいるコウモリが合体して巨大コウモリになった。
巨大コウモリの上に緑色のバーが表示された。ボスのHPゲージだ。
シャル「迫力ありますね」
ーキィイイイイイイイー
ルリ「うわ、耳が‼!」
連「耳、痛っ…‼!きっつ…」
巨大コウモリが奇声を上げた。
レオ「う…」
視界が急に薄暗くなった。
パーティーメンバーのウィンドウを見ると
「状態異常:恐怖」がついていた。
さっきの奇声で状態異常になってしまった。
視界が薄暗くなったのはそのせいだ!
※恐怖:相手を恐れてしまう。攻撃力、命中減少。
大変!!
えっと…”恐怖”の効果を消すスキルは……これだ!!
さっきレベルが上がったからスキルポイントがある!
ルリ「リセット!!」
※リセット 状態異常『恐怖、沈黙、暗闇、混乱』を治す。
今覚えたスキルを指に設定してる間はないので
「リセット!!」と声に出してスキルを発動させた。
スキル名を言っても発動するもんね!こういう時便利!
累「おおーナイス!視界が戻った!」
レオ「ありがとう!ステータスも戻った!!」
シャル「ありがとうございます!!
さぁオレたちの力、みせてやりましょう!」
「「「おう」」」
シャルくんの言葉に、
レオくん、連くん、累さんが声を揃えて返事をした。
わー!なんかかっこいいなぁ!!男の子って感じ!!
いや、みんなのリアルの性別はわからないけど…!
支援はおまかせあれ!全力でサポートしちゃうよ!!
累「これでもくらえ!!」
累さんはまた小瓶をなげた。
中には敵を状態異常「麻痺」にする効果の粉が入っていた。
累「よし、麻痺した!!」
レオ「ナイス!!シャル、大技よろしくな」
シャル「まかせてください!!」
累「鑑定!! 獲得経験値10,000。
HPは30,000。弱点は雷だってよ」
ルリ「累さん鑑定ありがとう!!」
レオ「俺たちは前でボスをひきつける!!」
レオくんと連くん、そして累さんが巨大コウモリの前に出た。
「シールド!!」
私は再びみんなにシールドをかけた。
巨大コウモリは麻痺して動きは鈍くなったが、
飛んでいてなかなか剣が届かない。
そんな時は…
「サンダーボルト!!」
シャルくんの魔法がある!!
ーキィィイィ!!ー
シャルくんの魔法を受けた巨大コウモリは声を上げながら地面に落下した。
レオ「今だ!!」
レオくんと連くんが一緒にボスに向かっていった。
そしてピカッと二人の剣が光った。
レオ、連「「スターゲイザー!!!」」
連携技だ!!この連携技はボスに大ダメージを与えた。
ルリ「二人ともすごい!!」
連「同じパーティーに騎士が二人以上いると使える技だって。
さっきレベルが上がったから覚えてみた」
レオ「お、連、しゃべってきたじゃん!!
そうそう、レベル上がったら覚えようぜって言ってたもんな」
うん!うん!連くんもっと話していいんだよ!!
シャル「レオさん、連くん、試したいことがあるんですけどいいですか?」
どうやらシャルくんに作戦があるらしい。
シャル「剣をオレの前に」
2人はシャルくんに言われた通り、剣を置いた。
シャル「ライトニング!!」
シャルくんは二人の剣に雷系の技を打った!あ、もしかして!!
レオ「属性をつけてくれたのか!?」
連「すご」
シャル「ええ、敵以外にも打つことができるって説明に載ってたので!」
累「まじか!すげぇ!!俺の短剣にもかけてくれ!」
シャル「もちろんです」
レオくん、連くん、累さんの武器が雷属性になった。
そうしてる間にひるんでいた巨大コウモリが再び浮上した。
シャル「もう一発、行きますよ!!」
そう言うとシャルくんはまた詠唱をはじめた。
ちなみに詠唱は精神力が高いと時間を短縮できる。
シールドで守ってはいるが、
前衛のレオくん、連くん、累さんのHPの減りがやや早い。
ルリ「ヒール!!!…シールド‼!そしてシャイン!!」
ヒールでHPを何度か回復しシールドも張り直す。
持続時間10分のシャインがきれかかったので、かけなおす。
「サンダーボルト!!!」
シャルくんの魔法が放たれ巨大コウモリは再び地面に落下した!
レオ「たたみかけるぜ!!」
連「はあああ!!!」
累「っは!!」
武器に属性がついているのでボスのHPゲージの減りが早い!!
レオ「とどめだ!!」
レオ、連「「スターゲイザー!!!!」」
閃光が駆け抜け、巨大コウモリを貫いた。
ーキィイイイイ・・・・ー
巨大コウモリが雄たけびをあげたかと思うと、次の瞬間シュン‼っと消えた。




