ステージ1-2 パーティーメンバー!
仲間登場です!
話の序盤なのでゲームのシステムの説明が多いです…。
「(ep.8)ステージ2-3 誰と組む??」から一気に逆ハー要素が濃くなります
お茶を持って部屋に入りゲームに戻ると、
チャットルームにメッセージが表示されていた。
レオ「はじめましてー!」
連「はじめまして。」
レオ「いないのかな?」
連「退席中かも?」
誰か入ってる!!返事しなきゃ!!
ルリ「すみません、少し離席していました!待たせてしまいましたか??」
レオ「あ、いたいた。いや全然ですよ。
2分くらい前に入室したところです。騎士2人ですけどいいですか?」
ルリ「はい、もちろんです。私は聖職者です!
よろしくお願いします。」
レオ「よろしくー!」
連「お願いします」
ルリ「2人は友だち同士ですか?」
レオ「ですよ。リア友です。」
ルリ「友だちと一緒にはじめられるなんて いいですね!」
レオ「二人とも当選したんでラッキーでしたね」
レオさんは高身長で茶色のベリーショートの男騎士で、
連さんは赤い目をした黒髪のマッシュカットの男騎士、
身長は私のアバターより少し高いくらいの姿だ。
二人ともデフォルトの服装だ。
わー会話緊張する!!
相手に音声は聞こえてないけど言った言葉が文字になって
相手に見えるように表示される。
レオ「3人集まりましたね。さっそくダンジョン行きます?」
ルリ「そうですね。レベル上げたいですし」
ーピコン と通知音が鳴った。
累「こんにちはーはじめまして!商人なんですけどいいですか?」
ルリ「はじめまして!はい、ぜひ!!」
レオ「よろしくです。
今からダンジョンへ行こうかって話していたんですよ」
連「よろしく」
また人が入ってきた!わー!嬉しい!!
累さんも男のアバターで大きいトランクを持っていた。
髪と目は暗めの赤。ショートより少し長めの髪。
スラッとした高身長のスーツ姿だ。なんだか営業職っぽい。
累「いいですね!行きましょう!ドロップ品は俺に任せてください。
トランクにたくさん入るんで拾いますよ。ミッション色々ありますけど…
まず首都の西、シュリマ洞穴にいる巨大コウモリの討伐とかどうです?」
レオ「おー!頼もしい。行きたいです。」
ルリ「アイテム助かります。じゃあそこへ行ってみましょう!」
ーピコン また通知音が鳴った。
シャル「はじめまして。魔導師なんですが、いいですか?」
男魔導師の人が入ってきてくれた。
やや長めな髪に緑色の目がとても印象的だ。
金色の髪がさらさらゆれて綺麗。
そしてロングコートが似合ってる!
ルリ「よろしくお願いします。今から首都の西にある
シュリマの洞穴へ行くのですがいいですか?」
シャル「はい!是非ご一緒させてください。」
レオ「お!後衛戦力が来た!!!よろしくお願いします」
連「よろしく」
累「よろしくねー」
5人も集まったー!嬉しい!
チャットルームを閉じて募集を終了した。
左手の人差し指と親指をくの字に開き
パーティーの項目を選択した。
ー利き手をパーティーに加入させたい人の前に かざしてください―
レオさんの前に手をかざすと
ーレオさんにパーティー加入の通知を送りましたー
と出た。すぐさま
ーレオさんがパーティーに加わりましたー
と通知が届いた。
こうやってパーティーに加入させていくのか!面白い!
私は、連さん、累さん、シャルさんにも
同様に手をかざしパーティーに加入してもらった。
パーティーウィンドウに5人の名前とみんなのHPバーが表示された。
ーパーティートークに切り替えます。
全体トークを行いたい場合は
利き手の親指を机につけた状態で話してください。
パーティーを解散しますとパーティートークは解除されますー
累「よし!行こう!俺についてきてください。
さっきそこまで行ったので入口まで案内しますよ」
ルリ「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
累「うーん…なんだか堅苦しいな。敬語なしにしません?
もちろん無理にとは言いませんが」
レオ「賛成。せっかくだし気楽に楽しもうよ。
あとさっきルリさんには言ったけど俺と連はリア友ね。
って連、お前さっきからあんまりしゃべってねぇけど緊張してんの?」
連「……まぁ…」
ルリ「OK! あ、私に”さん”つけなくても大丈夫だよー!
話した言葉が文字になるから緊張するよね」
レオ「わかった。ルリって呼ぶよ。」
累「いいねー!仲良くやろう!俺のことは好きに呼んで」
連「俺も」
レオ「俺もー」
シャル「あ、オレはまだ敬語でもいいですか?
普段敬語を使うことが多くて…。
もちろんオレのことは 呼び捨てでも何でもいいので。」
私は、レオくん、連くん、累さん、
シャルくんと呼ぶ事にした。
リアルの性別はわからないけど”くん”付けで、
累さんはなんだかみんなを引っ張ってくれるお兄さんなイメージなので
”さん”を付けて呼ぶことにした。
レオ「ああ、わかった!
そのうちラフにしゃべりたくなってくるんじゃね?」
レオくんはニコっと素敵な笑顔を見せた。
なんだかいいパーティーになりそうな予感!
累さんの案内で首都の西にあるシュリマの洞穴へ。
聖職者のスキル「フロート(浮遊)」を使うと
走るよりも速く移動することができる。
パーティーメンバー全員にかけることができる。
フィールド移動にとても便利!
ルリ「あ!スライム!」
移動をしていたら草むらから緑色のスライムが飛び出してきた。
RPGで最初に出くわす敵って感じ。
なのだが…
累「鑑定!!! 獲得経験値は300と…。はぁ!?HP1000!?
初期フィールドにいる敵にしちゃあHP高すぎないか!?」
商人スキル”鑑定”。
アイテムの鑑定や敵の情報を見ることができる。
シャル「累さんさっき洞穴の前まで行ったんですよね?
その時は遭遇しなかったんですか?」
累「あの時は他のパーティーが戦ってるのは見たけど、
俺はエンカウントしなかったんだよ。
こんなHPが高いやつだったなんて…戦わなくてよかった…」
レオくん、連くんは剣を二本構えた。
連くんは双剣使いなのね!
ふとパーティーウィンドウを見ると
レオくんと連くんの名前の横に”力+40”と表示されていた。
これはなんだろう…??
ルリ「シャイン!!」
私は人差し指で机をタップし
ステータス上昇のスキルを使った。
力、精神、防御、すばやさ、命中を上昇させる聖職者のスキルだ。
各ステータスについて説明すると…
『力』は物理攻撃力上昇。
『精神』は魔法の威力上昇。詠唱時間短縮。
『防御』は耐久とHP上昇。
『すばやさ』は回避率上昇。
『命中』は命中率上昇。
スキルレベルが上がる度に+10ずつ上昇する。
MAXはレベル20。持続時間は10分。
私は5まで上げたので各ステータス+50上がるのである。
それとは別にまだレオくんと連くんに+40とついていた。
レオ「いくぞ!!はぁあああ!!!」
連「はっ!!!」
レオくんと連くんがスライムに切りかかった。
シャル「ライトニング!!」
累「えい!!」
シャルくんはボールペンサイズの杖を振って
魔法を放ち、累くんは短剣で応戦した。
4人から攻撃を受けたスライムはシュン!! と消えてしまった。
スライムゼリーというアイテムをドロップした。
経験値各自300獲得。
敵の経験値は分配されず全員にそのまま入る。
イイね!!
※スライムゼリー、食べても味はしない。NPCに売れる。
累さんがアイテムをトランクにしまった。
レオ「すごいな…パーティーを組むと全然違う…。
さっき大変だったもんな??」
連「うん」
レオくんと連くんが目を合わせた。
ルリ「さっきって?」
レオ「ルリ達と会う前に、俺と連で水色のスライムと戦ったんだよ。
全然ダメージが入らなくて苦戦して結局倒せなくて逃げたんだ。」
ルリ「その時は2人でパーティーを組んでたの?」
連「いや、組まずに戦った」
ルリ「それと戦闘が始まった時に気が付いたんだけど、
2人の名前の横に力+40ってついてるの、これはなんだろう?」
レオ「本当だ。気が付かなかった。」
累「今調べた。説明解説に載ってた。
同じ職でパーティーを組むと特定のステータスや
スキルの効果が上昇するらしい。人数ごとに効果が上昇だってさ」
私もウィンドウを開いて説明解説を読んでみた。
同じ職業の人とパーティーを組むと、
特定のステータスやスキルが人数ごとに効果上昇。
騎士(力+20)×人数
聖職者 人数×30%ヒール量上昇
魔導師(精神力+20)×人数
商人 アイテム所持量上昇 人数×100(限界値を超えて持てる)
狩人 人数×連射矢 (連射しても消費は1本)
へー!同じ職業でパーティーを組むと利点があるようになっている!
だから首都で魔導師パーティー募集とか騎士パーティー募集といった、
同じ職業を募集する看板をいくつか目にしたんだ!
各職業ごとの説明もある!
開いたついでに聖職者の項目も読んでおこう。
えっと…。
パーティーを組んだ状態で援護スキルを使うと
同じフィールドにいるパーティーメンバー全員にスキルがかかります。
アンデッド系のモンスターにはヒールで攻撃が可能。
(敵にカーソルを合わせスキルを使う)
ちなみに経験値も敵を倒した時に同じフィールドにいないともらえない。
それから…
パーティー以外の人にスキルをかける方法…と。
あとは月1回首都の大聖堂で聖職者の修行を受けられる。
受けるとレベルが1上がる(本作リリース後)
いろいろあるなー。
レオ「パーティーを組むと組まないとじゃ大違いだな。
騎士の力上昇とルリのバフのおかげで全ステータスが上がるもんな。」
シャル「さすが公式がパーティーを組むことを推奨しているだけありますね」
累「ああ、このゲームきっと 敵のHPを高く設定しているんだと思う。」
レオくんとシャルくんもウィンドウで説明解説を読んだみたいで感心していた。
スライムとの戦闘を終え、洞穴の前に着いた。
洞穴の前はもうすでにたくさんのパーティーが集まっていた。
いよいよダンジョンだ!
累「みんな準備はいいか? あ、トイレとか大丈夫?」
レオ「あ、俺トイレいってくる」
連「俺も」
累「あいよー。んじゃ俺も一応行ってくるわ」
はは。急に現実っぽい。
オンラインゲームらしいっちゃらしいけど。
3人はその場にアバターを座らせて離席した。
私とシャルくんも座って待つことにした。
シャル「楽しいですね。
オレ、周りが上司ばかりで普段仲間と ワイワイって感じがなくて…」
ルリ「そっかー。シャルくんは社会人なんだね!
上の人ばかりで大変そうだね。今日は休みだったの?」
シャル「はは。仕事の日ですけど せっかくβテストに当選したので
有給使って休んじゃいました。」
えへへと微笑んだシャルくんの笑顔がとても素敵だった。
このゲーム、楽しみにしてたんだなぁ!
累「ただいまー」
シャル「おかえりなさい」
ルリ「おかえりー」
累さんが戻ってきた時、周りがざわつきはじめた。
「見て!あの人たち!!」
「すげぇ…」
「やば」
見ると男の魔導師と騎士が2人。
計3人のパーティーが洞穴へ入る所だった。
騎士さんたちは兜、鎧、盾、剣、どれも高価そうな重装備で、
とても今日ゲームを始めた人とは思えない装備だった。
騎士の2人はどちらも黒髪で、
がっしりとした体格の方の騎士さんはベリーショート、
もう1人の騎士さんはスラっとしていて身軽そう。
セミロングで髪に青色のメッシュが入っている。
この騎士さん、誰かに似てるような…。
魔導師の人は装飾品がついたロングコートを羽織っていて、
身長ほどの長さの杖を持っていた。
淡い赤色の瞳、銀色の長めの髪がキラキラなびいていて
綺麗で目を奪われた。
「どこからいく?3Fからか?」
「5Fからでいいだろ」
「どこからでもいいよ。行こう」
周りのどよめきなど気にも留めずに
3人はダンジョンへと入っていった。
レオ「なんだ今の人たち。すごかったな」
連「今日、初日のはずじゃ…?」
ルリ「あ、2人ともおかえりー。うん、すごい人たちだったね」
累「装備課金なんてあったか?
あれ絶対今日からログインしたやつらの装備じゃないだろ」
シャル「いえ、このゲームは装備課金の予定はないはずです。
装備はゲーム内で手に入れたドロップ品やアイテムを売ってお金にし
露店やお店で買うはずですから」
累「だよな…なんなんだ、あいつら???」
さっきの3人のことは気になるけど
私たちはまず目の前のダンジョンを攻略しなきゃ!
5人揃って洞穴の入口に立った。




