ステージ5-3 …軽っ
ルリはどこに??
今回、逆ハー要素少な目ですが、
βテストからリリースへ近づく話になってます!!
累「ルリ…?おい!どこだ!!ルリ!!」
連「ルリがいない!!」
シャル「え!?」
レオ「どこだ!?ルリ!!」
ルリ「みんなー!!ここ!!私はここだよー!!」
私はみんなが見上げるくらいの位置まで上げられていた。
家で例えると、だいたい2階の屋根くらいの高さ。
ロゼさんと行った縦穴よりも全然高くはないけど、それでも怖い!
私は植物型モンスターの蔓に巻きつかれ、
身動きが取れなくなっていた。
手は広げられるので、スキルはなんとか使える!!
それは壺のような形をした植物系モンスターだった。
本体であろう壺は、アバター2人分ほどの大きさをしていて、
体から複数の蔓を伸ばしていた。
もしかして…食虫植物ならぬ、食人植物!?
レオ「うお!!ルリそこか!!大丈夫か!?」
累「うわ、なんだこいつ!?」
シャル「今、助けます!!」
累「鑑定!!ツボプラント。HP80,000。獲得経験値8000。弱点火。」
シャル「みなさん、武器を炎属性にします。武器をオレの前へ!!」
シャルくんがファイヤーボールを唱えると、みんなの武器が炎をまとい、
炎属性になった。
ツボプラントは、壺のような体の上についていた蓋を開け、
私を中へ入れようとした!!
壺の中には紫色の液体が入っていて、くぽくぽと気泡が出ていた。
きっと消化液だよね?入ったら溶かされる…!!!
シャル「エアスラッシュ!!!」
ーシュン!!シュン!!と風が吹いた。
シャルくんが風魔法を打ち、私を持ち上げていた蔓を切ってくれた!!
落ちる…!!
落下ダメージを受けてもすぐ回復できるように、ヒールを使おうとしたけど、
ダメージを受けたエフェクトが表示されなかった。
見ると、連くんが私を受け止めてくれていた…!!
ルリ「連くん!!ありがとう!!」
連「…軽っ」
え?軽い?今軽いって言った…?
アバターの重さってわかるの…?
連くんは私をそっと下ろすと、すぐ剣を構えてツボプラントに向かっていった。
シャル「ルリ!!大丈夫でしたか??
すみません、オレが受け止めるつもりだったんですが…」
シャルくんが駆け寄ってくれた。
ルリ「ううん!!シャルくんもありがとう…!!」
私はみんなにダブルをかけた。
レオ「ありがとなルリ!!ガンガン行くぜ!!ヘビーブレード!!」
連「乱れ斬り!!」
累「ギガクラッシュ!!」
シャル「フレイムバーン!!!」
強力な炎魔法と、炎属性がついた武器による攻撃で
ツボプラントのHPはみるみる減っていった。
そして…
連、レオ「「 スターゲイザー!!! 」」
2人の連携技が炸裂し、ツボプラントを倒した…!!
累「アイテムはっと…。消化液の瓶と…蔓か。
トランクにしまっておくわ」
レオ「それにしても、レベル25から急に必要経験値増えたなー」
ルリ「そうだねー。」
私はステータスウィンドウを見ていた。
さっきガマガマガエルも倒したし、
このツボプラントを倒したらレベルがあがるかと思ったけど…。
次のレベルアップまでまだ経験値が必要みたい。
まぁ、レベルが上がったらだんだん上がりにくくなるよね。
それにしても…連くんが「軽っ」って言ったのが気になる。
いや「重っ」って言われるよりいいけど、そういうことじゃなくて!
説明解説を見てみたけど…
「アバターの重量について」の項目は「調整中」になっていた…。
―――――――――――――――――――
そして…経験値稼ぎを始めて10日間が経過した。
目標のレベル30には届かなかったけど、
27レベルまで上げることができたよ。
おかげで私もみんなも、色々なスキルを習得することができた。
そうそう、私はシャインのレベルを20まで上げたんだー!
シャインはレベルMAX!
これで、シャインをかけた時は全ステータス+200になる!
私が今覚えてるスキルはこんな感じ!
シャイン(レベル20)、シールド(レベル5)、ヒール(レベル2)
リセット、リカバリー、フロート、アクアウォーク、ダブル。
そしてキュアを覚えたよ!
※キュア 状態異常:毒、やけど、麻痺を治す
さぁ、そろそろダンジョンへ行こう!!ということになり、
まずはダハニア遺跡へ!
大扉のゴーレムを倒した先にあった、5つの入口。
あそこは入れるレベルが指定されていたよね?
私たちはレベル20以上の入口へ行ってみることにした。
ダハニア遺跡と言えば、シャルくんと色々あった場所だけど…
シャルくんは覚えているかな…?
シャルくんはゲームのシステムを使ってみたくて
やっただけなんだろうけど、
私はちょっと…いや、かなりびっくりしたっけ。
また2人で入らないといけないところとかあったりするのかな…?
などと思っていたけど、今回はそういう場所ではなく…。
累さんを先頭に(レオくんは一番後ろ…)、
「20レベル以上」と表示されている入口に入ると、
蛇型モンスターが20匹くらいの大群で一斉に襲い掛かってきた!!
でも、みんなレベルが27まで上がっていたので、
囲まれてもあまり苦戦せずに倒すことができた…!
トラップにハマることもなく、私たちはボスの部屋にたどり着いた。
そこには上半身が女性、下半身が蛇のボス「ラミア」がいた。
胸を露わにしているモンスターだったから、
見た時驚いたけど、もっと驚いたのはみんなが戦いづらそうにしていたこと…
モンスターの胸が気になるのはわかるけど、もー…ちゃんと戦おう!?
そんなこんなでダハニア遺跡でラミアを倒し、
また次の日からレベル上げのためにフィールドで経験値稼ぎをしたり、
気分を変えてダンジョンに湧く敵と戦ってみたり…
なんてことをしていたら、夏休みが終わりに近づいていた。
そして夏休み最終週…。
私たちのレベルは32になっていた…!
レベル30以上になったし、行けるダンジョンがまた増えるね!
とかますます楽しくなってきたところだったのに…。
課題をなんとか終わらせた私は、
スマホに入ってるスケジュールアプリを開き、休み明けの予定を確認した。
バイト…そして夏休み前に試験がなかった科目のテストがある…。
テスト勉強しなきゃだ。
夏休みが終わったら、ゲーム時間の確保あんまりできないかも…??
まぁ、それでも時間作ってやるけどね!!
私はすっかりワンダーグランドオンラインにハマってしまったのである。
とりあえずみんなに連絡しよう。
―――「トークトーク画面」――――――
『βテスターズ』
ルリ:こんにちはー!
テストがあるからしばらく入れる時間短くなりそう…。
ごめんね。
レオ:了解!って俺たちもテストあるわ。
ってかルリ、学生だったんだな。
ルリ:そうだよー!レオくんと連くんも?
連:うん。大学何年?
ルリ:今3年だよ。
レオ:まじで!!俺らも3年。
これから就活考えないととか思うと気が重いわ
連:考えたくない
累:おー。テストがんばー
シャル:わかりました!テスト頑張ってくださいね!
そういえば、今日のメンテ後重大発表があるみたいですよ。
ルリ:そうなんだ!!
―――――――――――――――――
今朝から、ワンダーグランドオンラインは緊急メンテに入っていた。
テスト勉強しなきゃって思ってたから、
ちょうどいいっちゃ、ちょうどいいけど、
シャルくんが言ってたメンテ後の重大発表がとても気になる…!!!
でも、やることはちゃんとやらないと…。
私はスマホを置き、テスト勉強に集中した。
そして夕方…。
はぁー…疲れた。だいぶ勉強したよ…?がんばったよ私。
メンテ終わったかな…?
Dexを開いてワンダーグランドオンラインの公式情報を見てみた。
すると…。
『いつもワンダーグランドオンラインをプレイしていただき
誠にありがとうございます。
本日、朝から行っていました緊急メンテナンスですが、
16:00に終了致しました。』
あ、メンテ終わったんだ。
さらに驚く追加の情報が載っていた。
『ー重要なお知らせー
βテスト期間変更について。
当初、βテストの期間は「半年」とお知らせしておりましたが、
データの収集、プレイヤーの皆様からの評価、サーバー負荷等
を検証した結果、正式サービス開始を2か月早めることになりました。
本作リリースは11月上旬を予定しております。
それに伴いまして10月下旬からリリースまでの間、
正式サービス開始に向け、
10日間の長期メンテナンスを実施いたします。
メンテナンス期間中は、ゲームにログインできなくなります。
なお、突然のお知らせですので当初予定していたβテスト終了日までは、
βテスターの皆様に限り引き続き、
無料でプレイしていただくことができます。
その場合、本作をご購入いただくまでは、リリース後に実装される
「料理」「衣装作成」はご利用いただけません。
また、ゲーム内で表示されている「未実装」「調整中」につきましても、
製品版をご購入いただくまでは反映されませんので、
予めご了承ください。』
えぇーーー!!
なんと、本作リリースが早まるお知らせだった!!
次回、今度はレオくんが大変なことになっちゃいます。




