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ステージ4-1  オレも会いたかったですよ

ルリが呟いた瞬間、シャルがログインしてきた…!


私が「会いたかったな」と呟いた瞬間、シャルくんがログインした。


シャル「オレも会いたかったですよ。」


この言葉がとても優しく言っているように感じた。

実際は文字が表示されているだけなのに。


シャル「メンテ長かったですね。ルリは今ログインしたんですか?」

ルリ「う、うん!そうなんだ。さっきまで外出してて。」

今の私の呟き見られてた!独り言見られた…!!


ルリ「シャルくん、昨日は疲れさせちゃってごめんね。」

シャル「いいえ、ルリこそ散々でしたね」

うん、本当に…。魅了、恐るべし…。


シャルくんの話しだと、21時頃から集まりだし、

22時近くまでみんなで話していたんだけど、

私がログインしてこないし、トークトークに返事もないから、

今日は私がこないかもしれない、という流れになって、

精算は明日ってことにして、みんなログアウトしたらしい。

シャルくんはお風呂に入った後、再ログインしたら私が居たというわけである。


シャル「今日はもうルリに会えないかもしれないって思っていたんですが、

    あなたはとてもゲームが好きですよね?

    だからきっと日を跨ぎそうになってもログインするのではと思い、

    もう1度ログインしてみたんです。」

ルリ「うん!遅くなっちゃったけど、どうしてもログインしたくて…!

   ログインすれば誰かに会えるかも。って思って!

   そうしたらシャルくんがいたから嬉しかったよ!!」

「そうですか。」とシャルくんはやわらかな笑顔で言った。


ルリ「でも私を待たずに4人でどこか行ってもらって大丈夫だったのに…」

シャル「いいえ。『冒険へ行くならルリと一緒に』さっきそう話してました。

    それに、ルリがいるといないとでは戦いやすさが全然違うんですよ。

    昨日のツタンカーメン戦でそれがよくわかりました。」

嬉しいな。必要としてもらえるって…。


シャル「そういえば、トークトーク見ました?

    ツタンカーメンのブロマイドを累さんが出店したんですけど

    お店に来た人がレアアイテムだからとアイテムは受け取らず、

    お金だけ置いていったそうです」

ルリ「え…!そんなことがあったんだ!!ごめん、すぐに見るね」

最近あまり使ってなかったからトークトーク立ち上げるの忘れてた…!!

そうだ、昨日みんなと繋がったんだった。


私はEnterキーを押して画面を切り替えた。


―――「トークトーク画面」――――――

『βテスターズ』


↓ここから未読です


ー昨日ー

累:3,000,000リル。明日精算するわ。おやすみ

レオ:はぁ!?多くね!?

連:やば


ー今日 7:00ー

シャル:累さんありがとうございました。高値で売れましたね。

累:売れたんじゃなくて、

  アイテム受け取らずにお金だけ置いてったんだよ。

レオ:なにそれ

累:意味わかんなくね?いいもの見せてもらったよ的な?むかつく

シャル:じゃあツタンカーメンのブロマイドはまだ持っているんですね。

累:そ。売らずに持っておけだとよ。

シャル:効果が未実装なので、

    リリース後に使えるアイテムなのかもしれないですね。


ー15:00ー

連:メンテまだ終わらない。

レオ:だなー…。ってかルリ全然返事ないな。

シャル:スマホにアプリを入れてないのかもしれないですね。

レオ:ああ、そうかも。


ー17:00ー

連:今情報出た。20時メンテ終了。

累:長いな。

――――――――――――――――



ルリ「300万リル!?」

シャル「読みました?」

ルリ「ありがとう!読んだよ!

   お金だけ置いていったんだね、しかも大金…」

シャル「それほどの価値があのブロマイドにはあるってことなんでしょうね。

    しかも累さんのお店に来た人は、

    その価値を知っている人というわけです」

どんな人なんだろう…。


ルリ「それとごめんね、私スマホにトークトーク入れてなかった…!

   あとでインストールしておくね!」

シャル「わかりました。」


ルリ「今日はどうしよう?

   遅いし、みんなもうログインしないかもしれないね」

シャル「そうですね。トークトークで声をかければ来るかもしれませんが、

    もう時間が遅いですし、

    今からダンジョンへ行くのは厳しそうですね。」

でもせっかくログインしたしなー。

もうちょっとゲームしていたいなー。


とりあえず、トークトークに返信しなきゃ!

私はまたEnterを押し、画面を切り替えた。


―――「トークトーク画面」――――――

『βテスターズ』


ー23:00ー

ルリ:こんばんはー!返事できなくてごめんなさい!

    累さん、出店ありがとうございました!

累:こんばんばん。よくわからんが300万もらった。

レオ:お!!ルリじゃん!!今日は会えないかと思ったぞ!

ルリ:遅くなってごめんね。今から入れる人いるかな?

連:すぐ入る

レオ:連、反応はや!!

――――――――――――――――――――――


3人もログインした!全員集合だね!!

レオ「ルリー!!待ってたぜー!」

連「待ってた」

ルリ「ありがとうー!外出してたら遅くなっちゃったんだ。」

累「ルリ来たし、まずはお金渡すわ」

そう言って累さんはみんなに60万ずつリルを配った。

すごい、一気にお金持ち…。


ルリ「ブロマイドは、累さんが持っててくれるかな?」

累「りょ」


レオ「今からはどうする??」

うーん…と悩んでいたらシャルくんがいい提案をしてくれた!


シャル「『たまり場』を探しに行きませんか?」


ルリ「たまり場!!いいね!!」

レオ「いいじゃん!俺たちのたまり場探そうぜ!!」

累さんも連くんも頷いた。

シャル「首都は人が多いので、別の街でたまり場を探しましょうか」


私たちはマップを開いた。

シャル「どこか気になる街はあります?」

ルリ「えっとねー「港の町ポポルト」

   …あとは「商いの都バルド」とか!」

累「商いの都かー!!」

シャル「オレも気になったので、

さっきメンテ後にポポルトへ行ってみたのですが、

    穏やかでいい街でしたよ。」


というわけでまずは「港の町ポポルト」へ!

シャルくんがワープで移動させてくれた!


「港町ポポルト」は漁船や運搬船がたくさん停泊していた。

船着き場には白いベンチがいくつか並べられていた。

そこに座って休憩しているパーティーもいれば、

ベンチで寝ている人もいた。

ベンチでの休憩は宿屋よりも時間がかかるようで、

座って休憩する場合は1時間、寝る場合は40分。


港の前ではNPCが魚を売っていた。

魚の説明を読んでみると、

本作リリース後に「料理」ができるようになるので

その材料だと書かれていた。

へー!料理ができるようになるんだ!楽しそう!!


ポポルトは白い壁と青い屋根の家が立ち並ぶ街並みで、

海辺の街らしい色合いだった。

街の中心部から少し外れたところに、空き地があり、

そこにもいくつかのパーティーが座っていた。

大きな木の下に木陰を見つけた私たちは、そこまで移動した。


累「ここ、いんじゃねぇ?」

シャル「ですね。候補にしましょう」

賛成!とみんな意見が合ったので、ここを候補にすることにした。



次に「商いの都バルド」へ移動した。

バルドへは、ポポルトから船で移動することができる。

船でバルドまで着くと、街はとても賑わっていた。


レオ「すげー活気がある街だな」

累「NPCだけじゃなくて商人も店をたくさん出してるなぁ」

バルドの街の中心部には首都のように、

たくさんのプレイヤー(商人)がお店を出していた。

たまり場にできそうな場所あるかなぁー。


累「お!!見ろよこれ!!」

累さんがポスターを指さした。


そこには「ブラックナイトマーケット」と書かれたポスターがあった。


シャル「夜しか開いていない店のようですね」

累「レオ、言っておくがエロい店じゃねぇからな」

レオ「わ、わかってるよ!!」


たまり場を探しに来たけど、

ブラックナイトマーケットが気になるので行ってみることにした。


お店の中はプレイヤーで溢れかえっていた。

不思議なアイテムを売るNPC、

攻撃力が格段に上がるが呪われる装備品を売っているNPC、

お店の中央にはステージが置かれていて、

リリース後にはそこでオークションが開催されるらしい。

さらにお店の奥にはカジノまである!!

これはプレイヤーが行きたくなるお店だ…!


累「さっきの…さっきの60万リルをあそこで倍に…」

レオ「ルイルイ、やめとけって」

レオくんが累さんの肩を掴んで止めていた。


みんな各自気になるところを回っていたので、

私はアイテムを見に行こうとNPCに向かおうとしたら

ガシッっと腕を掴まれた!!

振り向くとピンク色のロングヘアを巻いた女の子の姿をした狩人が、

私の腕を引っ張って耳元で囁いた。



「あなた、女性プレイヤーでしょ??」




この狩人は一体…!?



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