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ステージ3-1 ツタンカーメンさま~♡♡

ルリが大変なことになっちゃいます。

――――― ルリがログインした頃のピラミッド前 ―――――


ーパーティーリーダー『クロード』を確認しました。

   パーティーメンバー3人。

   「ダジルの大ピラミッド。ミッションレベル5

   クレオパトラ『別れ編』(推奨レベル50~)」

    ダンジョンへ入りますか?ー


クロード「入るぞ? あ、ロゼ。サングラス装備しておけよ」

ロゼ「わかってるよ。似合わないからつけたくないんだけど…」

潤「じゃあ付けずに入れば?」

潤はニヤニヤしながら言った。

ロゼは溜息をつきながらしぶしぶサングラスをかけた。


サングラスを装着した3人はダンジョンへ転送された。



*************


 

昨日は精算した場所(アイテムショップの裏)でログアウトしたので、

そこからゲームスタート!

私がログインすると、もう4人は先に入っていた。みんないる!!


ルリ「こんばんはーー!!」

累「こんこんー」

レオ「お!ルリ来た来た!」

連「待ってた」

シャル「こんばんは、揃いましたね」


4人はその場に座って雑談をしていたらしい。

昨日行った、シュリマの洞穴、ダハニア遺跡でのできごと、

そして今から行くピラミッドのこととか。

私はミッションの確認のため画面に出ている緑の星マークを押してみた。


ーダジルの大ピラミッドのミッション中です。

  ツタンカーメン『出会い編』

  ダジルの大ピラミッドへ向かってください。ー


ルリ「出会い編ってなんだろうね」

レオ「俺たちもそのことを話してたんだ」

累「ファラオの呪いとか…?ピラミッドの墓を荒したら呪われる的な…?」

シャル「このゲーム、昨日βテストが始まったばかりなので

      まだ攻略サイトがないんですよね。なので自分たちで手探りで進めていかないと」

レオ「そのうち攻略班の人たちが、いろんなダンジョンの情報を載せてくれるだろうけど」

ルリ「だねー」

できればネタバレは踏みたくない派なので、

よほど困った時じゃないかぎり攻略サイトは見ないようにしているんだけど

情報がなさすぎるのも不安だったりする。


とりあえず昨日レベルが上がった分のスキルポイントを振ろう。

今スキルポイントが3あるから…シャインのレベルを一気に7から10にしよう。

そうすれば全ステータスが+100になる!これは大きい!


ふと横を見ると狩人4人のパーティーが座っていた。

狩人のデフォルト衣装にフリルをプラスしている子、

頭にネコミミをつけている子、ロングヘアでお花の髪飾りをつけている子もいる。

私たちのパーティーに狩人がいないのでつい見てしまう。

わー…みんな女の子の格好だー!かわいいなー!!と思っていたら

クリーム色のロングヘアの人に話しかけられたので、

右手の親指を机に付けて全体トークに切り替えた。


「こんばんは」

「こんばんはー!」

「もうどこかのダンジョンへは行かれましたか?」

「えっと、昨日はシュリマの洞穴とダハニア遺跡へ行きました。

 今日はこれからダジルの大ピラミッドへ行きます」

「そうなんですね。私たちも後でそこへ行く予定で、

  クレオパトラ『出会い編』というミッションを受けているんですけど、

   出会い編ってなんだろうってみんなで話していたんです。何か知っていますか?」


え? クレオパトラ…? ツタンカーメンじゃなくて??


「すみません。まだ何も…。私たちもなんだろうって話してたところで…。」

「そうなんですね」

「あの…!!」

クレオパトラって??と聞こうとしたら

「リーダー!ちょっといい??」

「はいはいー。すみません、声をかけてしまって。それでは」

ロングヘアの人は仲間に呼ばれてしまいパーティーチャットへ戻ってしまった。

私も親指を机から離し、全体トークからパーティーチャットへ戻した。


シャル「となりのパーティー、クレオパトラって言ってましたね」

ルリ「うん。違うピラミッドがあるのかな…?」

累「かも?まぁ砂漠エリア広そうだもんなー。」

レオ「まぁ、行ってみようぜ!!」

連「レオ、絶対にトラップ踏むなよ」

レオ「・・・・はい」


累「んじゃ、行ってみますか」

累さんが立ち上がるとみんなも立ち上がった。


シャル「ワープ!!!!」

私たちの足元に魔法陣が出現し、再びオアシスの街ダジルへ。

ワープってほんと便利!!いざ、ダンジョンへ!!




ルリ「フロート!!」

やっぱり砂漠の移動にはフロート!砂に足を取られないからすいすい進む!!

途中、サンドウルフとサソリと遭遇したが、あまり強くないモンスターだったので、

私がレベル10にしたシャインをかけたら、レオくんと連くんの2人だけで素早く倒してしまった。

おおー!討伐速い!!

獲得経験値500。ドロップ品「狼の爪2個」「サソリのしっぽ1個」


そして、ピラミッドの前に到着した。


ーパーティーリーダー『ルリ』を確認しました。

  パーティーメンバー数、5人。

  「ダジルの大ピラミッド。ミッションレベル1。

   ツタンカーメン『出会い編』(推奨レベル10~)」

   ダンジョンへ入りますか?ー


やっぱりツタンカーメンだ…。


ルリ「はい!!」

私たちはピラミッドの中に入った。


レオ「さーて…3つの分かれ道、どこからいく?また昨日みたいに分かれて進む?」

シャル「いえ、入る人数が指定されていないのなら、全員で一緒に進んだ方が安全でしょう」

累「俺もそう思う。何が起きるかわかんねぇし、離れない方がいい」

連くんと私も、うんうん、と頷いた。


レオ「わかった。じゃあ左から順に入ろう」

連「待って。レオは最後尾」

私が、なんで??と聞くと累さんが話してくれた。


累「あいつ、昨日ダハニア遺跡で連と2人で扉の中へ入っただろ?

   その時にトラップいっぱい踏んで連を困らせたらしい」

ルリ「あー…そうだったんだ…。」

シャル「レオくん、一番後ろへ」

レオ「はい…」


とぼとぼとレオくんは一番後ろに回った。

ちょっと元気なくなっちゃったかな…?

しょんぼりした顔をしているレオくんに私は


ルリ「レオくん、後ろから敵が来るかもしれないから、

      みんなのこと守ってほしいな。よろしくね」

と伝えた。

するとレオくんの顔がパーーっと明るくなった。

レオ「任せろルリ!!!」

連「単純……」


一番左の道から進むことに。

ピラミッドの中は松明で照らされているので、シャルくんがライトを使わなくても進める。


するとすぐ行き止まりになった。

累「宝箱もねぇし、この道は外れだな」


入口まで引き返し、今度は真ん中の道へ。

右へ左へ何回も曲がり、途中サソリに遭遇。

難なく倒し、その先で宝箱を発見した。

累「お!10,000リル!!」

お金を回収し再び入口へ。

何度も曲がったので戻るのに一苦労だった。


そしてまだ入っていない右の道へ。

こっちも右へ左へ曲がったり、途中2つに道が分かれていたり…。

右側を進むとまたしても宝箱を発見!中身は「ルビー3個」だった!やったね!

さすがピラミッド!!これは宝箱たくさんあるかも!?

分かれ道まで戻り、今度は左へ進んだ。


すると上へ上がる階段を発見した。

連「やっと上へいく階段見つけた」

シャル「歩くのに疲れましたね。このワンフロアだけで30分は経ったでしょうか。」

ルリ「ここまでトラップなくてよかったね」

レオ「ああ、良かった…!」

階段を登るとボスかもしれない。

私はシャインとシールドをかけ、みんなで階段を上がった。


階段を上がると広い四角い空間になっていた。

四角い石が綺麗に並べられた壁と床。

壁には木棺が4体並べられていて、中央には扉があった。

その扉へ行こうと進んだときにボスの表示が出現した。



ーダジルの大ピラミッド ボス  ツタンカーメン『出会い編』ー

  ツタンカーメンのHPバーが表示された。


見ると、頭にネメスをつけ、金色の装飾品を身に着けた、

端正な顔立ちのツタンカーメンが玉座に足を組んで座っていた。


「よく来たな。さぁ余を楽しませてくれ」

すると視界が急にピンク色に変わり、

私のアバターが勝手にしゃべりだしたのだった!!



ルリ「ツタンカーメンさま~♡♡」



連、シャル、累、レオ「「 ル リ !?!? 」」


え!!言ってない!!私言ってないってば!!!


レオ「ルリ、どうしちゃったんだ!?」

累「あいつなんか変じゃねぇ!?」


発言をしようとしても、アイテムやスキルを使おうとしても

「使用不可です」と×マークが出てしまう。

どうしよう!?!?


ルリの様子がおかしい…!?

シャル、連、レオ、累はどうする???

   

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