↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
12/34

ステージ2-7 累さんと…‼

累、大活躍!! ルリと共闘します!!

ーボス 大扉のゴーレムー

 ゴーレムのHPバーが表示された。


ゴーレムは頭、手、足、胴体、すべて石でできていて、

歩くと、ズシン…!!ズシン…!!と重そうな音がする。

石で出来た腕で殴られたら痛そう。


ルリ「シャイン!!シールド!!」

大きい…。強そう…。そして固そう…!!


累「鑑定!!大扉のゴーレム、HP100,000、

獲得経験値15,000、弱点ハンマー」

レオ「10万!?」

連「HP多いな…」

シャル「属性以外の弱点もあるんですね」


ハンマー…。

あ!ハンマーって確か…!!


累「俺の出番じゃね!?さっき何にもしなかった分、暴れてやんよ」

累さんが武器を持って前に出た。

レオ「おー!!ルイルイやったれーー!!!」


ゴーレムが累さんに向かって石で出来た腕を振り下ろした。

ードォオオオン!!

累「あっぶね!!」

累さんはとっさに避けた。


シャル「動きを封じてみます」

シャルくんが詠唱を始めた。


連「固っ…!!」

連くんが双剣でゴーレムに攻撃をするが、あまり大きいダメージにならない。

レオ「おりゃ!!!まじじゃん、かてぇ…」

力が強いレオくんの攻撃も思ったより入らない。


シャル「ブリザード!!!!」

ーキーーーーン

ゴーレムを凍らせることに成功した!!よかった…!

ミノタウロスはすぐ氷を壊して動きを封じられなかったけど今度はちゃんと凍ってくれた!!


累「シャル、さんきゅ!!行くぜ!!」

累さんはハンマーを大きく振りかぶった。



累「メガクラッシュ!!!!!!」

ードォオオオオン!!!!

累さんのハンマーがゴーレムに直撃し大きな衝撃音が響き渡った。

ゴーレムのHPがどっと減った!

連「すっげ」

累「へへん、俺すごい」

レオ「やるじゃん!!ルイルイ!!」


しかしその衝撃で氷も砕かれ、ゴーレムは再び動き出した。


ゴーレムは今度は私に向かって攻撃を仕掛けてきた。

シールドは張ってるけど、大ダメージを受けないように避けなきゃ!!と思った瞬間

ーキンッ!!と音が鳴った。

見ると、連くんが私の前に立っていてゴーレムの攻撃を弾いていた。

その勢いでゴーレムは体勢を崩し、よろけて尻もちをついていた。


ルリ「連くん!!ありがとう!!」

連くんは無言で頷く。かっこよ…!!

レオ「連!!『カウンター』覚えたのか!!」


『カウンター』騎士のスキルだね!!

今説明解説を開く時間がないから読めないけど、

読まなくてもだいたいわかる。

敵の攻撃を受けたり防いだ後に反撃する技だ。


連くんはまだ立ち上がれないゴーレムに近づき双剣で攻撃したが

やはりあまりダメージにならない。


シャル「もう一度、凍らせます!!」

レオ「よし、その間俺たちでゴーレムをひきつけよう!!ルイルイもういっちょいける??」


累「まかせろ!!って言いたいけど、この技次撃てるまでリキャストタイムがある…」

レオ「強力な技だからなー。それまで俺たちがなんとかする!!」



シャル「累さん、リキャストタイムが終わるまで何分かわかりますか?」

累「3分ってとこかな」

レオ「OK!それまで耐えながら戦おう!!」


立ち上がったゴーレムは、レオくんに向かってゴーレムの手(大きな石)を投げてきた!?

レオ「うわっ!!」

シールドの効果でダメージは受けなかったが、シールドが破られてしまった。

ルリ「シールド!!」

あの石で出来た手って飛ばせるんだ。気を付けないと…。

投げた手(大きな石)はまたゴーレムにくっついた。


ズシン…!!ズシン…!!とゴーレムはレオくんに近づく。

レオくんは剣で防御するポーズを取った。

ゴーレムが腕を振り下ろしレオくんめがけてパンチを繰り出した。

レオ「カウンター!!」

レオくんもカウンターを繰り出した!!

さっきのように後ろに弾かれたゴーレムはまた尻もちをついた。


シャル「ブリザード!!!」

シャルくんのブリザードによって再びゴーレムが凍った。そして…


累「おまたせ!!撃てるぜ!!」

グッドタイミング!!

メガクラッシュのリキャストタイムが終わり、再び技を撃てる準備ができた!!


ルリ「ダブル!!!」

累「メガクラッシュ!!!!」


ダブルの効果とメガクラッシュの威力と

弱点効果が相まってゴーレムのHPが大幅に削れた!!

あと少しだ!!


レオ「おおおおお!!!すげーーー!!」

連「ダブルもメガクラッシュも強すぎる」

シャル「これはすごいですね…!」


累「超ーー気持ちぃいいい!!!」


氷が砕けたゴーレムは立ち上がり、

また自分の手である大きな石を投げてきたが、

累さんがハンマーを振りかざし砕いた。


そしてメガクラッシュのリキャストタイムが終わるまで

レオくんと連くんのカウンターで攻撃を弾き、

シャルくんのブリザードによって動きを止めていたら

メガクラッシュのリキャストタイムが終わった!!


累「いくぜルリ!!」

ルリ「うん!!」


私は累さんがハンマーを振りかざしたタイミングでダブルを使った!


ルリ「ダブル!!!」

累「これでとどめだ!!!! メガクラッシュ!!!!」


決まった!!


ーズドーーーン!!

という音がし、ゴーレムが倒れ、サーーと砂に変わって消えてしまった。


累「やるじゃんルリ!!」

ルリ「累さんこそ!!」

ーパチンッ!!と累さんと私はハイタッチをした!


共闘めっちゃ楽しい!!!

これだよこれ!!みんなで強いボスを倒す!!

これぞMMORPGの醍醐味だよねー!!!


獲得経験値15,000。

キラキラッ!!レベルが上がった!!

みんな、おめでとう!!と言い合った。

さらに…


ーMVP:プレイヤー『累』追加経験値5000」ー

と画面に表示された。


MVP!?


ー説明解説ー

 「MVP」ボス戦において、ボスのHPを1/2以上削ったプレイヤーに与えられる。


すると累さんがまたキラキラっと光ってレベルアップした!

レオ「おー!!すげぇー!!ルイルイMVPおめでとう!!」

連「MVPおめー」

シャル「おめでとうございます!!」

ルリ「おめでとー!!」


累「どうもどうも!!さすが俺!!」

累さんは得意げに胸を張った。


私たちはみんなレベル11になった。これでまたみんな同じレベルだー!


喜んでいたら累さんが後ろから

私の首元に腕を回して引き寄せてきた…!?

累「ありがとなルリ!!!ダブルすげーじゃん!!」

ルリ「わ!!あ、ありがとう!!累さんのメガクラッシュもすごかったよ!!」

振り向きながらそう言うと累さんはニカっと笑って

累「だろ?」

と答えた。

累さんテンション高いなー!よっぽど嬉しかったんだろうなー!

その後、私だけじゃなく他のみんなにもハイタッチをしていた。


ああ、パーティーっていいなぁ!!


レオくんや累さんが私の肩や首元に腕を回してきたりしたのは

『寄せる』っていう仕草らしい。

敵に不意打ちをされそうになった時、

敵に気が付いていないプレイヤーを引き寄せて守る。

利き手を握って胸元に引き寄せるとできるみたいだけど…

多分2人は、その場の勢いでやってたんだと思う。

それくらいこのワンダーグランドオンラインは没入度が高いゲームってことだね。

でも突然されるとびっくりしちゃうよ…!


ちなみに今まで何度か「笑顔」とかアバターの表情について出てきたと思うけど、

これはマイクを通してしゃべった音声をAIが感知し、アバターの表情を変えているの!

面白い機能だよね!たまに表情が合ってない時もあったり…でもそこがまた面白い。


ゴーレムが砂となって消えた所に宝箱が出現した。

累「お!宝箱!!」

宝箱の中身は「ルビー2個」「アメジスト3個」「20,000リル」だった。

わー!!宝石だー綺麗…!!

ラピスラズリもどこかにあるのかなー!見つけたいなー!!

そう、前にも言ったけど私は「瑠璃色」が好きなのである。


宝箱の中身を回収した私たちは大扉の前に立った。


大扉の前に立つとアナウンスが聞こえた。

ー3人以上で押してくださいー


レオ「せーの!!!!」

両手を前に出し、レオくんの掛け声に合わせて5人で大扉を押した。


ーギギギギギーーーー


大扉の中は丸くて広い空間になっていて、その壁に5つの入口があった。

連「この入口、パーティー全員のレベルが20以上からってなってる」

シャル「こっちは50以上からです」


入口にはそれぞれ、左から20以上、30以上、とレベルが決められていた。

一番右の入口は60レベル以上だった。


レオ「先に進めると思ったのになぁ…」

累「しかたねぇな。レベルを上げてまた来ようぜ」

入れないなら仕方ない。

今回は先に進めなくて残念だけど、

レベルを上げて挑戦できるっていう楽しみができた。


私たちはダハニア遺跡を後にし、

帰りに寄ってみようと言っていたピラミッドに向かった。


レオ「おー。でかい」

シャル「遠くからでも大きく見えましたもんね」

累「こんだけでかいと攻略大変そうだな…」


実際のピラミッドはもっと大きいだろうけど、

このゲームのピラミッドもなかなかの大きさ。

見上げても画面に入りきらない。

とりあえず中の様子を見てみることに。


ーパーティーリーダー『ルリ』を確認しました。

  パーティーメンバー数、5人。

  「ダジルの大ピラミッド。ミッションレベル1。

   ツタンカーメン『出会い編』(推奨レベル10~)」

   ダンジョンへ入りますか?ー


出会い編…?なんだろう??

シュリマ洞穴とかダハニア遺跡には、なんとか編みたいなのなかったよね??


ルリ「はい」


5人はダンジョンに転送された。



累「うわ…まじか…。迷路じゃん」

ピラミッドの入口からもう道が3つに分かれていて、入り組んでいた。

シャル「これは今から攻略するのは難しそうですね…。

    今日はもう街へ戻って精算し、また明日出直しませんか?」

賛成。みんな同意見だった。

ダンジョンのミッションを受けたので画面に緑の星マークが出ている。

明日入る時にまたミッションを確認しよう。


シャルくんのワープで首都に戻り、累さんにアイテムを売りに行ってもらった。

累「売って来たぞー。1人80,000ずつ渡すわ」

8万!!すごい!!

レオ「稼げたなー!バイトも1日でこんだけ稼げればいいのに」

精算を終え、明日のみんなの予定を聞き、明日は20時以降に集まる事になった。

連「おつかれ、また明日」

累「んじゃ、また明日なー」

レオ「おつかれー」

シャル「おつかれさまでした。」

ルリ「みんなおつかれさまー!!また明日ね!!」


『また明日』この言葉、オンラインゲームで見たの久々だ。いつぶりだろう…。

以前やっていたゲームでは言わなくなっていた言葉だった。

明日このゲームに戻ってきたらまたみんなと会える。一緒にゲームができるんだ!!

嬉しい気持ちを抱えながら「イグジット」と言いゲームを終了した。


時計を見ると0時を回っていた。

あーーー!!楽しかった!!

初日から色んなことが起きて頭が追いつかないけどとにかく楽しかった。

支援職が必要とされ、パーティーを組んでみんなで攻略するゲーム。

満たされていなかったものが満たされていた。

これからまだまだいろんなフィールドや街、ダンジョンに行けるのだと思うとわくわくしちゃう。

スマートコンタクトレンズとリングを外し、目薬をつけた。

目に…し…染みる…。


シャットダウンしようとした時

デスクトップにある「トークトーク(通話、チャットアプリ)」のアイコンが目に入った。

ダブルクリックをして開いてみる。

以前やっていたゲームのギルドのグループチャットは最新情報を載せているだけで、

相変わらず共狩りの募集(パーティーを組む)などはかかっていなかった。

みんな、ソロでプレイしてるんだろうな。

50人ほどの大所帯ギルドだったので突然誰かがやめても、

誰かが入ってもあまり気が付かれない。

きっと私がログインしていないことにも気づいていないだろう。


やめると決めた時、挨拶をしようとトークトークのグループチャットに書き込もうとしたが、

あのゲームへの意欲が喪失していた私は、「みんなソロ狩りで忙しいだろうし…」と思い、

結局何も言わずにゲームからフェードアウトしてしまった。

「お世話になりました。」くらい言えばよかったかな。


そういえば今日出会ったみんなはトークトークやってるのかな。

ユーザー数が多いアプリだから登録しているかもしれない。

レオくんと連くんは繋がってそうだな。


そんなことを考えたり、今日の出来事を思い出したりして

興奮でなかなか眠れないと思ったが、

楽しくゲームができたという満足感と疲労感で、

寝る前に欠かさず見ていたDexさえ開かず、すぐに眠りについた。


*********

ーー次の日ーー

バイトから帰り、課題を進め、ご飯とお風呂も済ませた…!

課題中、何度か誘惑に負けそうになりゲームを起動しかけたけど…。


バイト中も課題中もずっとゲームがやりたくて、

早くみんなに会いたくて一日中そわそわしていた。


そして20時を迎えた。

パソコンの前に座り、ヘッドセット、スマートコンタクトレンズ、リングを装着した。

さぁ、今日の冒険を始めよう!!

「ダイブ!!!!」

ピラミッドでルリが大変なことに…!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。