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第三章連載中 元義妹は元義兄と暮らしたい〜他人になったはずの元義妹と再会したら学校でも猛アタックしてきて困ってます〜  作者:
元義兄は元義妹と暮らしたい

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箱根旅行2日目② 性描写注意

性描写注意です

苦手な方は次の話に飛んでください

夕食の器を下げた仲居さんが、丁寧な所作で襖を閉める。その音が、この部屋と外界とを切り離す合図のように響いた。部屋には再び、二人きりの濃密な静寂が戻ってくる。窓の外では箱根の深い闇がさらにその密度を増し、遠くの森から響く虫の声だけが、二人の高鳴る鼓動を強調するように聞こえていた。


「……やっと、二人きりだね」


凪がそう呟いて、少しだけはにかみながら俺の肩に頭を預けてくる。さっきまでの夕食中、あえて意地悪を言って彼女を赤く染め上げたせいか、今の彼女は少し強気な熱を帯びた瞳で俺をじっと見つめていた。その瞳の奥には、昨日とは比べ物にならないほどの渇望が潜んでいる。


「どうした、そんなに見つめて」


「今日は……私のご褒美なんだよね?」


彼女がそう言って、ゆっくりと俺の浴衣の合わせ目に手をかけた。しなやかな指先が、肌をなぞりながらゆっくりと紐を解いていく。その微かな摩擦が、昨夜の温泉とは違う、もっと濃密でドロドロとした欲望を俺の全身に駆け巡らせた。


「今日はわがまま言ってもいいよね?」


「……もちろんだよ」


「嫌いにならないでね? ……こんなにみーくんに夢中な私、引かないでほしいの」


凪の声は少し震えていたが、その瞳は真剣そのものだった。俺は思わず吹き出し、彼女の鼻先を優しくつついた。


「……凪、お前ほんと変態だな」


「……っ、ひどい! ……誰のせいだと思ってるの?」


凪が抗議するように俺の胸を軽く叩く。その表情は羞恥と愛おしさでぐしゃぐしゃになっていた。彼女の瞳には潤んだ光が宿り、顔だけでなく、耳の先まで紅潮している。


「みーくんのせいだよ。こんなに私を甘くして、夢中にさせたのはみーくんなんだから……全部、責任とってよね」


そう言いながら、彼女は俺の唇に自分から重なるようにキスをした。その口付けは昨夜よりもずっと深く、溺れるほどに熱い。互いの唇が重なり合い、舌が絡み合うたびに、部屋の温度が少しずつ上昇していくような錯覚を覚える。彼女の甘い吐息と、俺の荒い呼吸が混ざり合い、夜の静寂を塗り替えていく。


「俺だって我慢してたんだよ?」


その後、俺たちはそのまま浴室へと移動した。湯気の向こう側で、わずかに差し込む月明かりを浴びた凪の肌が、陶器のように白く浮かび上がる。狭い檜の湯船の中で、凪は俺の膝の間に割り込むようにして座り込み、濡れた髪をかき上げた。しずくが彼女の首筋を伝って落ちていく様子に、俺の理性が限界を迎えるのは早かった。


「……好き」


彼女が小さな声で、俺の胸元で呟く。その言葉が、どんな媚薬よりも俺の理性を焼き尽くしていく。湯船という閉ざされた狭い空間で、互いの肌を擦り合わせ、溶け合うように愛を確かめ合う。何度か溺れるほどの熱い行為を繰り返すと、彼女は恍惚とした表情で「もうダメ、みーくんに溶かされちゃう」と甘い悲鳴を上げた。

風呂場での情熱をそのままに、俺たちは肩から滴る雫も拭ききれないまま、寝室の布団になだれ込んだ。シーツが乱れ、俺たちの熱気が部屋を支配していく。


「……ねえ、まだ終わらせないでね」


「わかってる。朝まで、何度でも付き合うよ」


夜はまだ始まったばかりだ。布団の上で、俺たちは互いの体温を貪るように求め合った。凪は「今日はわがまま言ってもいいよね」と言った通り、いつもよりずっと大胆に俺を求めてくる。何度も何度も愛を確かめ、肌を重ねるたびに彼女の吐息は甘さを増していった。

一度目の情事のあと、少しの休息を挟んでも、凪は俺の腕の中から離れようとしなかった。二度目の肌の触れ合いは、より一層深く、互いの内側まで理解し合うような感覚だった。彼女の指先が俺の背中を引っ掻き、その爪の跡さえも愛おしく感じる。凪は蕩けるような瞳で俺を見上げ、「みーくん、もっと……」と囁くたびに、俺の欲望は留まるところを知らずに燃え上がった。

日付が変わる頃、二度目、三度目と重ねた肌の熱に、俺たちは心地よい疲労を感じ始めていた。しかし、眠りに落ちることはなかった。むしろ、互いの存在を確かめるように、私たちは暗闇の中で何度も何度も唇を重ねた。凪は俺の胸に頭を預け、上目遣いでこう言った。


「嫌いにならないでね……こんなに貪欲な私、本当は恥ずかしいんだけど」


「嫌いになんてなるわけないだろ。……凪が愛おしくてたまらないのに」


俺がそう答えて抱きしめ直すと、彼女は満足そうに微笑み、また俺の首に腕を回した。夜が明ける気配を感じるまで、俺たちは互いを何度も求め合い、箱根の静寂を二人だけの熱で埋め尽くしていった。


何度目の行為だっただろうか。数えることさえ馬鹿らしくなるほど、俺たちは互いの心と身体を貪り合った。凪の呼吸は、夜が深まるにつれてより甘く、より深く、俺の脳を揺さぶり続ける。彼女の瞳に映る俺の顔を見つめながら、このまま時間が止まればいいと、何度思ったことだろう。


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