山の斜面その4
○森の中、複数の鬼火に鳴り子が木々に張り巡らされた領域の横
アラブ系女が
ロッドから貰ったベレッタを
構える。
アラブ系の女
「ついでに
ショトガンも貸してくれると
ありがたいんだけど」
ロッド
「俺が
優しい男で良かったな」
ロッドは
ショトガンも
アラブ系の女に投げる。
アラブ系の女
「私、
こう見えて運がいいのよ
私の強運のお陰ね
あっ、
私の名前はココ」
ココは、
痺れている
ヤマワロの頭に、
ショトガンを打つ。
鳴き声
「ギャー」
ヤマワロの頭は、
吹っ飛ぶ。
ロッド
「その強運、
便りにしてるぜ」
音
「ズバンスバン」
ロッドは、
M29を構えて、
猫又を打つ。
ロッド
「フー、
かたずいたか?」
ココ
「みたいね」
ロッド
「あんた…
その格好はなに?
どうやってここにきた?
あんたも死に戻りするのか?」
ココ
「死に戻り?
死んでも甦るやつね
トレーニング中に、
クルマがきて、
崖から落ちたらこの様よ」
ロッド
「三人目ってのは?」
ココ
「もう一人いるのよ
グレンっていう…
ヒスパニック系のアメリカ人が」
ロッド
「他にもたくさんいるって
ことか?」
ココ
「さあ?
知らない」
ロッド
「いつから、
ここにいるんだ?」
ココ
「一週間前くらいかしら」
ロッド
「そのスポーツウェアを
ずっときてんのか?」
ココ
「このスポーツウェア、
AIとアシストマシーンが
内臓されてるのよ
ほんとは
体に負荷をかけて
トレーニングするためのものなんだけど…
アシストマシーンを逆用すると
普段以上の力が出せるのよ」
ロッド
「どっかで
聴いたことある仕組みだな
俺も知り合いから貰った
AIジャケット来てるんだが…
なんか壊れちまって
反応しないんだ」
ココは考え込む。
ココ
「そのAI…なんて名前つけてンの?」
ロッド
「フォンっていうんだ
俺がスマートで
AIがフォン
二人合わせて
スマートフォンだ」
ココ
「フォン…電話か…
ちょっと
そのAIに電話って
語りかけてみて」
ロッド
「は?」
ロッドは、
リュックから
サングラスを取り出す。
ロッド
「電話、
元気か?」
サングラスの内側に、
「ハローワールド」と表示される。
電話
「イエス、
マイロード
私は
コンビューターなので
元気かどうかは
わかりませんが
機械に故障はありません」
ロッド
「ワット?
お前なんで今頃…」
ココ
「フォンっていう単語は、
日本語にはないのよ
フォンは電話の意味だから、
電話で通じたの」
ロッド
「なんじゃそりゃ」
ロッド口を開ける。




