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ひとりたび  作者: 木卯さやの
23/34

ブランドです

お腹いっぱいになった。と…

「失礼します。こちらお食事と汁物です。」

…お食事?…。

…お品書きを見る。

南陽産新米…香の物…漬物3種盛り…

汁物は山形名物芋煮…。

…。


俵揚げを食べ終え…先に出されていた、蒸し物の茶碗蒸しを口に運んだ。

「失礼致します。こちらお食事と汁物で御座います。」

「ありがとうございます。…」

お品書きを見ると、お食事には、南陽産新米 香の物3種。汁物 山形名物芋煮と記載されている。

新米…。

「すみません。」「はい?」

「こちらの米の品種はなんでしょうか?」

「…確認して参ります。」

…。

女性が一礼し、席を離れた。

しばらくして…

「大変お待たせ致しました。こちらのお米ははえぬきです。」

「分かりました。ありがとうございます。」

…すっと一礼し、この場を後に。


…突然、お米の品種を聞かれて驚いちゃった…(汗)…。料理長に確認したら「はえぬき」

と教えてくれた。…お米は沢山の種類がある。けど…ここでは、普通のお米を使ってた。…どうしてかなぁ…?…


…米の種類聞いてきたな。

やはり新米としかお品書きに記載してないから、米の品種を聞いてくる宿泊のお客様が多い。

全国各地にある田んぼ…。その田んぼではその地の米を育ててる。山形も同様。この宿では、地元産の食材…いや、置賜地域の食材を極力使うようにし、その中でも、米は地元の農家さんから直で購入している。

「どうして、はえぬきなんですか?もっとブランド…」

さっきの配膳係の子が先輩に聞いていた。

「はえぬきはブランド…1等米だけど?」

「え??」

「…もしかして…」

「…はい。」

「まあ、仕方ないか。CMとかで見るの、つや姫と雪若丸だからなぁ。後、この辺りでは作ってるかどうかは分からないけど…」

…。



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