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ひとりたび  作者: 木卯さやの
20/34

料理 酒にも合うよ

お料理美味しい…。前菜を食べ終わり、あの子がお吸い物とお刺身を持ってきてくれた。

「こちら、松茸の土瓶蒸しです。お造りは3種の盛り合わせ…。」

…松茸土瓶蒸し…。って、なんで蓋の上に緑色の小さな三日月型の?

…お品書き…

松茸土瓶蒸し、酢橘…。

お造りは…これは…?マグロ?


土瓶から猪口に出汁を注ぎ、そっと口に運ぶ妻…。

最初…土瓶蒸しはそのまま味わい、半分くらいになったら酢橘を搾る…

「どちらも良い香りね♪…美味しいわ♪」

妻は土瓶蒸しを堪能…。

俺は造りを…ん…

「戻り鰹か。…また酒が進む」

「貴方、飲みすぎは」

「…今日は大目に…」

「ふふ♪…冗談よ♪」

「冗談なのか…?」

「私だって、たまには…ね?」

たまには…か。

…妻の顔を見る。頬が赤い…。酒に酔う肌か。

「貴方?…どうしたの?」

「…いや、なんでもない。」「?」

見蕩れてないで…料理を堪能しないとな…。














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