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ひとりたび  作者: 木卯さやの
18/35

何故いる?!

湯上りの日本酒…意外にいい…。

風呂上がりにはキンキンに冷えた生ビールも最高だけど、こうしっぽりと飲む?と言うのかな…。

他のお客様も湯上りの日本酒を楽しんでいた。

「…この酒は身体にすっ…と優しく馴染む。」

「こちらのお酒は飲み口はとても柔らかいけど、お口に残るお米の風味が何時までも余韻として」

…す、凄い…評論家かな?

と…

「…さ、時間だし、食事に行こう…」

「…はい。」

浴衣姿のご夫婦…げ?!

慌てて顔を…日本酒のメニュー表で隠した(汗)

な、なんで…水夫妻がいるのぉ?!

あの夫妻確か…高畠駅で降りたんだよね?!


…親戚の法事が終わり、ここ赤湯温泉に泊まりに来た。高畠の宿を取ろうとしたら、どこも満室だった。なんでも、近くのお店でイベントがあるとか…。街の活性化にそれはとてもいい事だ…。で、赤湯温泉の宿という宿にかたぱっしに電話して、唯一取れたのは、ここの宿だった。

…風呂上がりに一献…と案内を見つけて、酒の種類のメニュー表を見てみたら、希少な日本酒と地元の日本酒もあった。ちょっとしたツマミも付いて…いいんじゃないかと…。で、頼んでみた。

…正解だった…。


水夫妻が…レストランへ。

み、見つからないように…私もレストランへ行く

。中に入ると、女性の…

「いらっしゃいませ。お名前…」

「あ、さやの…じゃない(汗)柳田です…」

「…お待ちしておりました。こちらで御座います…」

…個室タイプ…よ、良かった…。

ホッと胸を撫で下ろした。

「…お酒…ちょっと強かった?」

「え…?」

「お顔の色がほんのり赤いので…」

…あ、赤くも…その…驚いただけです(汗)


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