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ひとりたび  作者: 木卯さやの
17/35

夏の忘れ物?

連休初日と言うだけあって、女性浴場は混んでいた。

…温泉は内湯と露天風呂があった。

ここから先は…お見せできません。

ご了承くださいませ。


…カラコロと下駄の音が外から聞こえていた。

「…結構賑わってんじゃねぇか?」

「連休初日だからよ。」「いらっしゃいませ♪」

「お、紅葉(くれは)ちゃん今からか?」

「こんばんは、槻(けやき)さん…ささ、一献…。」

「…ありがとう…」

妻が槻さんのぐい呑みに酒を注ぐ。

それを口元に持っていき、グッと…

「…紅葉ちゃん、飲まねぇか?」

「…お気持ちだけで…」

「たまにはジュースくらい」「それなら頂きます♪」

酒よりジュースか。…紅葉らしいな。

「何飲む?」

「そうねぇ…ラムネにしようかな?」

「ラムネ?んなのあんのかい?」

「最後の1本。夏の忘れ物ね。」

…夏の忘れ物…。

焼けた鮎を皿に盛り付け…

「紅葉、頼む。」「はい…」

槻さんと話していた紅葉を呼んだ。

「…鮎の塩焼きね。良い香り。」

…鮎は別名、香魚とも…そういや、コイツも夏の忘れ物みてぇだよな…。なんで?

鮎の香りはな、人によりけりなんだけど、爽やかな香り…と感じる方もいるんだけど、西瓜みたいだと感じる方もいる…。

からら…

「いらっしゃいませ」「いらっしゃい…」

「よぉ、紅葉ちゃん。」

洗面器を抱えて、近くの公衆浴場からの帰りの…

「よ、鉋(かんな)さん。」

「槻さん来てたんか。紅葉ちゃん生ビールくれ♪」

「はい♪」

…風呂上がりの


1杯♪♪…はぁ~…美味しい…この日本酒♪

温泉最高♪♪湯加減も丁度良かった♪





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