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ひとりたび  作者: 木卯さやの
15/35

舞踏会に来た?

チェックインを済ませ部屋へ。

洋室…。

夕食は5時半にしてもらって、朝食は7時から。

それまでは部屋で寛ぐ事に。

窓から庭が見え

~…

トンボが飛んで行った。右側から左…中庭広いな。…トンボはその中庭を…沢山飛んでる。

数十匹のトンボが…ダンスパーティーしてるみたい…。ここ舞踏会場なのかな?

ふと、空を見た。

「…いわし雲かな?」

…日が少し傾いたけどまだ青空が見える。

綿を小さくちぎった様な雲。…いわし雲?うろこ雲…どっちかな?…

…こうやって空見るのは久しぶりの様な気がする。…また庭園を見渡した。

…広めの手入れが行き届いた庭。…?庭の奥にあそこは畑?…紅い花が…。あれなんの花かな?

…さっきトンボが飛んできた右側には、もみじの様な葉を付けた木。…赤というより、紅色の葉を茂らせている。…スマホを取り出し、その木を調べてみた。…野村紅葉と出た。

人の名前みたい。…ずっと紅い葉を付ける。

…?人影?あ、さっきの受付にいた人か。

何してるのかな?…


…急に紅葉取ってきて!って。

この時間帯はチェックインで忙しいってのに。

…紅葉葉を数枚、手に…な、なんか視線を感じる?…振り返ると、客室から宿泊客がこちらを

…やべ~変質者になるかな…(汗)

そそくさと葉を数枚拾い、中へ戻った。

何に使うの?って…それは企業秘密…ということで。紅葉を同僚に渡す。

「ありがとう。さて…やるか。」

「何すんの?」

「掲載用に使うの。」「掲載?」

「動画撮…あ、ちょっと…」「?」

「動かないで…」

同僚が俺の髪に…

「紅葉…さっき、落ちたんだね。…これも使おう。」

…。


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