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ひとりたび  作者: 木卯さやの
14/34

葉っぱのお出迎え

宿の駐車場に着きタクシーを降りた。

…風が吹いていた。…辺りを見渡す。

手入れが行き届いた木々。

駐車場には車が数台…車が入ってきた。

宿泊される方が…。?…栃木?…あれ?

よく見ると、柏や大宮…と関東…え?富山?

県外ナンバーが多くてびっくりした。

…そそと足を運び、自動ドアへ向かう。

…?…植木鉢?

…大きなツヤツヤした葉っぱが…。

「いらっしゃいませ~」

…女性が出迎えてくれた。

「あ、あの……」

「…柳田様ですね?お待ちしておりました。」

「え??」

な、なんで…

「こちらで受付」「あ、あの?」

「はい…」

「な、なんで私が…柳田と分かったんですか?」

「…電車で起こしになる方は、タクシーでいらっしゃいますから。」

そ…そうなんだ。…と…

「この植物、気になります?」

「あの…この植物は」「こちらは」

……


中々こちらいらっしゃらない?

あ~。あの植木鉢の話をしてるのかも。

玄関にある植木鉢。君子蘭。前に…3月だったかな?花が咲いて、その後、休眠に入った。

それから咲かずこのまま…。けど、葉が青々として、見た目も艶やかだから、飾っていた。…お客様からは

「鉢植えが大きいから花が咲かない。」

「日に当たらないから花が咲かない。」

と…教えて貰った。けど…

「このまま…万年青と…」

と…なっていた。…他に

「金の成る木もありますね。」

「こちらは、まだ植え替えて間もなくて…」

…植物好きにはたまらないのかな…?




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