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ひとりたび  作者: 木卯さやの
11/35

そう見える?の?

…八百屋さんの中では籠を持った方とお店の方が楽しそうにお話していた。

その姿を見つつ、また散策を続けた。

細い路地を歩いて行く。…飲食店が多いけど…閉まってるお店が多いなぁ…。看板を見た。

…スナック…なるほど、飲み屋さん…?あれ、あっちにも…向こう側にも…。

よく見たら沢山の飲食店が…。


この辺じゃ見かけないヤツがいるが…

「…どうしたの?」

「ん?いや、あそこにな」「…あら?観光の方かしら」「……らしいな。…道に迷ったのか?キョロキョロ見渡して…」

「宿探してるのかも…。」

「なら、こっち側じゃないぞ。向こう側なんだけど。」

「大丈夫でしょ?道繋がってるし。」「…そうだな。」

…女性の一人旅か。

「…傷心旅行か?」

「あら、じゃぁ、ぴったりじゃない?」

「…なんで?」

「ん?それはね…。」

……。


…スマホを取り出して、道…!?

3時近いじゃん!ヤバ!!宿に行かないと!えーと…。宿のルートをナビで調べた…。

…あった…!…?…ここから歩いて20分位。

…えーと…南に進む…。と、?電柱に

ここは…北町??

ここの地名…赤湯じゃ…。

とと!そんな事してる場合じゃなかった!ナビを頼りに宿に向かう…。元来た道を歩いて行く…。

…あ、さっきの…

「…こ、こんにちは…」

「…こんちには…観光…ですか?」

「はい。…ちょっと散策…」

「そうでしたか(笑)」

…にこりと笑ったお店の方…。

…なんだろう…この感じ…ずっと

「傷心旅行ですかな?」

しょ…傷心旅行?!

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