南海トラフ巨大地震(6)
巨大地震のような災害が発生すると、電気、ガス、水道などのライフラインが使えなくなったり、道路が瓦礫で塞がれたり水没したりして、物流が機能しなくなったりする恐れがある。
2011年3月11日に東日本大震災が発生したとき、私は厚木に住んでいた。
震源地と遠く離れていたので関東での揺れはそこまで大きくはなく、電気、ガス、水道などのライフラインが停止するということはなかった。しかし、揺れがそこまで大きくはないといっても東京や神奈川では震度5強を記録し、交通機関は完全に麻痺した。その当時、私は会社まで自転車で通勤していたので私自身についてその影響は少なかったが、その日は電車が復旧することはなく会社の同僚の中では仕方なく会社に泊まり込んだ人も多かった。
その交通機関の混乱は物流にも及び、地震発生後、食料が入手しにくい期間が続いた。
スーパーやコンビニが営業を再開してもすぐに既存の商品は売り切れ、新しい商品が入荷しないため売り場はほとんどが空ということも珍しくなかった。
その時は米や缶詰、カップ麺など買い置きしていたものがそれなりにあったので、それで何とか食いつないだ記憶がある。
やはり、巨大地震に対する備えとして、飲料水や食料品の備蓄はしておいたほうがいいだろう。
では、どのくらいの量を備蓄しておけばいいのか。
最低でも3日分、できれば1週間分くらいが目安になるらしい。
例えば、飲料水について一人1日3リットルと仮定すると、最低でも一人9リットル、できれば一人21リットルになる。2リットル入りのペットボトルに換算すると、最低一人4.5本、できれば一人10.5本、という分量に相当する。
このような飲料水や食料の備蓄の際に問題になるのが、消費期限の問題だ。
缶詰やカップ麺には消費期限というものがあるし、また飲料水についても一応は消費期限が設定されている。それをいちいち管理しながら備蓄を継続するのは案外面倒くさい。気づいたら消費期限が過ぎていた、ということも起こり得る。
また、同じ食品を同時に購入しそれを長期間保存しておくと、それらの製品が一斉に消費期限切れになることもある。もったいないからそれを食べようと思っても食べきれず、仕方なく廃棄することにもなりかねない。
これらの問題を解決する方法として、「ローリングストック」という方法が提唱されている。




