南海トラフ巨大地震(5)
今後30年以内に発生すると予測されている巨大地震にどのように備えるか。
災害はいつやってくるか分からない。
事前に備えておくことが大切になる。
まず大切なのは、巨大地震が発生した時にどのように行動するべきなのかを事前にシミュレーションしておくことだろう。
実際に巨大地震などの災害が発生した場合、パニック状態に陥り冷静な判断ができなくなることが予測される。冷静な判断ができないし、もし災害によって通信手段が遮断された場合、そもそも「調べる」ということができない状態も考えられる。
家の近くの避難所はどこに設定されているのか。
自宅からその避難所に向かうにはどのようなルートになるのか。
それを事前に調べておき、頭の中に入れておく。
例えば、川崎市では、災害発生時の避難所の場所が市の防災ポータルサイトで公開されている。
避難所は、家屋の倒壊や焼失など自宅で生活できなくなった市民が、一定期間避難生活を送る場所であったり、水害から命を守るために緊急的に避難する場所となる。
南海トラフ巨大地震の震源地は日本近海の海底になると予測されるため、地震発生時は津波の発生が考えられる。
過去の巨大地震でも最大で10〜20mの津波が発生したという。
震源が近い場合、津波は地震発生後、数分から10分程度で到達することもある。
東日本大震災では、震源に近い三陸沿岸部で地震発生から15〜30分後に津波が到達した。
津波の速度は水深が深いほど速く、浅くなるほど遅くなる。
例えば、水深5,000mでは時速約800kmとジェット機並みの速度で進み、水深10mになると時速約36kmまで遅くなる。しかし時速36kmというとオリンピック短距離選手に匹敵する速さに相当する。海岸付近でもそのような速さで到達するため、走って逃げ切るのは難しい。
津波を目視してから避難を開始するのでは手遅れのため、揺れを感じたら即座に高台へ避難することが重要になる。
気象庁のHPでは、南海トラフ巨大地震発生時に想定される各地域の津波の高さについての情報が公開されている。
それを見ると、四国から近畿、中部と太平洋に面している地域では10〜20mの津波が予測されている。四国の一部では20mを超える場所もある。
私が住んでいる川崎市は2〜5mとなっている。
家が海からわりかし近い場所なので津波を心配していたが、そこはそれほど心配しなくても良さそうだ。やはり海といっても東京湾の中に入り込んだ場所に位置するので、津波のリスクはそれほど高くはないのだろう。
川崎市では、川崎市に最大の津波被害をもたらす地震が発生したときの津波浸水予測を「津波ハザードマップ」という形で公開しており、各地域の津波リスクをより細かく知ることができる。
マップによると、確かに海に近い地域は3m前後の津波が予測されているが、少し内陸に入ると津波到達予測範囲から外れる。私の家も大丈夫そうだ。
これを見て、一安心する。




