久しぶりにコメを買った(4)
8月7日の日経新聞に次のような記事が載っていた。
『コメ先安観に拍車 価格見通し指数、最低 12年ぶり、西日本発「早場米ショック」波及
コメの先安観がかつてなく強まっている。米穀安定供給確保支援機構(米穀機構、東京・中央)が6日発表した7月調査分のコメの価格見通し判断DI(動向指数)は過去最低をおよそ12年ぶりに更新した。西日本の集荷価格が大幅に下がった「早場米ショック」が市場全体を覆う。』
コメの生産者団体や卸売会社などで構成する米穀機構は主食用米の取引状況や需給動向、価格水準などを市場関係者に毎月調査している。
そして需給と価格について、現状判断と向こう3ヶ月の見通し判断をそれぞれ算出する。その数値は価格判断DI(動向指数)と呼ばれ、100に近づくほど値上がり、0に近づくほど値下がりを意味する。境目は50となる。
7月におけるその価格判断DIが18となり、過去最低を記録したらしい。
つまり、今後も価格が下がっていくと予想されている。
農水省によると、6月末時点のコメの民間在庫量は前年同期比57%多い243万トンまで積み上がっているという。
高値による消費の減退が響き、過去最大の在庫量となった。
そのことも価格下落予想の大きな要因となっている。
令和の米騒動がこの国に残したもの。
それは、「コメ離れの加速」だったのかもしれない。
私がそうだったように、世間の中の一定数の人たちも、「コメがなくてもなんとかなる」と気づいたのだろう。
価格が下がり始めても一度離れたコメの需要は完全には戻らず、結果として大量のコメが余ることになる。
日本では長らくコメ離れが叫ばれていた。
一人当たりの年間のコメの消費量は、2024年度までの30年で21%減少している。それが、2025年度は前年比で6.1%も減ってしまったらしい。
つまり、一人当たりのコメの消費量は30年間で21%減っていたが、今回の米騒動の1年だけでさらに6.1%も減ったことになる。
コメの需給を見誤り、米騒動のきっかけを作った人たち。
流通量を意図的に減らし、価格を釣り上げた人たち。
米騒動を引き起こしたこのような人たちの最大の罪は、「コメ離れの加速」をこの国にもたらしたことにあるのかもしれない。




