テスラ“安全神話”の真実(1)
2026年6月12日に、米国企業の「スペースX」が米ナスダック市場に上場された際は大きな話題となった。
スペースXは上場によって、史上最大規模となる約750億ドル(約12兆円)の資金を調達したという。
スペースXの新規公開株は日本の証券会社を通じて購入することができたので、日本の投資家の中には上場の際に株を手に入れた人もいたかもしれない。
スペースXはその名の通り、航空宇宙メーカーである。
イーロン・マスクによって2002年に設立された。
宇宙輸送サービス会社であると同時に、衛星インターネットアクセスプロバイダでもある。スペースXが提供する衛星インターネットアクセス(スターリンク)は、ウクライナにも提供されていて、ウクライナにおける軍の指揮伝達、ドローン運用、民間インフラを支える不可欠な通信手段になっている。
最近では法人向けAI市場への本格参入も進めていて、「AI関連会社」の一つとして見られることも多い。
そして、イーロン・マスクが創業した世界的な企業はもう一つある。
その名もテスラ。
この会社ももはや知らない人はいないだろう。
アメリカに本社を置く電気自動車メーカーだ。
2003年にエンジニアのエバーハード氏とターペニング氏によって「テスラ・モーターズ」の社名で設立されたが、2004年にスペースX社CEOだったイーロン・マスクが資金調達を主導し、2008年以降はイーロン・マスクがテスラ社のCEOとなっている。一応イーロン・マスクも「共同創業者」となる。
先日、このテスラ社に関する一本のドキュメンタリー番組を見た。
番組タイトルは『テスラ“安全神話”の真実 イーロン・マスクの壮大な野心』。
番組紹介には次のように書かれている。
『時価総額世界一の自動車メーカーとなったアメリカの「テスラ」。
イーロン・マスクCEOが“人間が運転するより安全”とアピールし、投資家の期待を集めてきた。しかしドイツの新聞が内部告発をもとに安全神話を検証する記事を掲載。米当局も捜査に乗り出した。
何が起き、何が問われているのか。注目の調査報道。』
テスラ社では成長や技術の発展が優先され、「安全」が軽視されていたのではないのか。
番組では、テスラ社に潜む闇に迫っていく。




