貧困と生きる(1)
2024年11月にトランプ大統領は大統領選挙に勝ち、二度目のアメリカ大統領となった。
前回の大統領選挙ではバイデン氏に負けており、一度落選してから大統領に再選されるのは132年ぶりで2人目という。
彼の支持層は「MAGA」と呼ばれる。
MAGAは「Make America Great Again(米国を再び偉大に)」の略称だ。
アメリカの経済成長から取り残された、もともと製造業で働いていた労働者階級がその主体になっていると言われている。
アメリカでは製造業が衰退し、それに呼応するようにその製造業で働いていた労働者も貧困の道を進んでいく。
なかなか貧困から抜け出せない。
抜け出す方法も分からない。
それでも生きていかなければならなくて、何とかその日暮らしで命を繋いでいる。
彼らは、まるで蟻地獄の巣の中でもがいているような毎日を生きていた。砂に足を取られて、その巣の中から抜け出すことができなかった。
先日、一本のドキュメンタリー番組を見た。
タイトルは「アメリカ 貧困と生きる」。
番組紹介には次のように書かれている。
「2008年のリーマンショックの後、アメリカでは多くの人が仕事を失い、住宅ローンや家賃が払えず住まいを追われた。
働く意欲があり、健康で、家族を愛する多くの人がその後も元の生活を取り戻せていない。『努力すれば報われる』アメリカンドリームが失われたこの国で、貧困と生きてきた子どもたちはどのような未来を送ることになったのか。」
アメリカに暮らし、貧困に苦しむ3つの家族。
番組では、それぞれの家族の中の3人の子どもに14年にわたって追跡取材し、アメリカにおける貧困の実態を3人の子どもの視点から描いていた。




