ヤマザキ春のパンまつり(4)
シール台紙には次のような説明が書かれていた。
「30点分を貼ったこのシール台紙をヤマザキ商品取扱店へお持ち下さい。必ず『白いフレンチディッシュ』1枚と引き換えます。※一部店舗を除く」
つまり、ヤマザキ商品を取り扱っている店に、規定点数のポイントシールを貼ったシール台紙を持っていけば白いお皿に交換してもらえる。ただし、注意書きとして「一部店舗を除く」と書かれている。その「一部店舗」とはどの店舗なのかは分からない。
ヤマザキ商品を取り扱っている店なんて、どこにでもある。
私は、30点のシールを貼ったこの台紙をどの店に持っていこうかと少し迷った。
近くにヤマザキ商品を売っているコンビニはいくらでもあるが、そのコンビニが「一部店舗」に該当してしまっていたら再び別の店舗に行かなければならない。そうなってしまうと色々と手間だった。
ふと、家の近くに、デイリーヤマザキというコンビニがあるのを思い出す。
総店舗数は約1300店で業界5位。
業界1位のセブンレブンが約21500店なので、かなり規模の小さいコンビニチェーンだ。
実家の近くにもデイリーヤマザキはあったので私には馴染みのあるコンビニだったが、ただ、川崎に引っ越してきてからその家の近くの「デイリーヤマザキ」には一度も入ったことはなかった。近くにセブンイレブンやファミリーマートもたくさんあったので、わざわざデイリーヤマザキに入る理由がなかったからだ。
デイリーヤマザキは、山崎製パンの社内カンパニーである、「デイリーヤマザキ事業統括本部」が運営している。つまり、山崎製パンの系列店だった。
「ヤマザキ春のパンまつり」の主催者である山崎製パンの系列店であれば、さすがに白いお皿は置いているだろう。
そのように思いつく。
私は、川崎に引っ越してきて初めて、そのデイリーヤマザキに行ってみることにした。




